ついに明日、第45回衆議院議員選挙の公示日を迎えます。
2007年の夏以降、自民党が絶対権力『再議決2/3』に執着したばっかりに、国民の審判を仰ぐこともなく三度も総理を変え、国民に何一つ恩恵のない政策ばかりを無駄に時間だけかけて可決し、結果、国民の生活は疲弊する一方でした。
しかも昨年秋以来の世界大不況。
日本には影響しない、と大見栄切った与謝野とかいう三つも大臣を兼任しながら、その見識の甘さから日本が一番影響を被って、世界ワーストの落ち込みを見せたものです。
にも関わらず、一番ひどいときに景気対策は何一つせず、
株価下落率、失業率、倒産件数、自殺件数と過去最悪を更新する勢いで、今日、GDPの4月~6月の景気指数が出たわけだけど、一時的なものがバレバレで27兆投資しながら、結果はわずか年換算+3.7%でしかなく、それも前回、前々回が
▲15%とか
▲16%でしたから、実質は年間
▲12%じゃないかと判断できるだけならまだしも
、この27兆はそのまま2011年に消費税20%になって跳ね返ってくるものであり、国民に何の恩恵も無かったというのに負担だけを押し付けることが目に見えている愚策を誰が支持するというのでしょうか。
ちなみにエコノミストは今回のプラスについては想定の範囲内だったらしく、取引の材料にはならないと一蹴していました。
しかし、それももうすぐ終焉を迎えます。
今回の選挙でどちらが勝利するかはまだ分かんないんだけど、はたして日本人はいったいどんな判断を下すでしょうか。(ちなみに私の腹は決まってます)
去年の秋以降、ただでさえ疲弊していた生活が破壊されたというのに、今日のGDP指数をそのまんま受け取るほど、程度が低いとすれば救いは無いでしょうけど、誰もそんな風には思わないと信じたいところです。
私の望みは政権交代で、それは何も民主党がいいから、なんてことを思っている訳じゃなく、政治を国民の方に向けさせるためには、腐敗しきった現与党を権力の座から引き摺り下ろすことによって知らしめる必要があると考えているからです。
むろん、民主党が現自民党以上に素晴らしい政治をしてくれることを強く望んではいますけど、(仮に勝ったとしても)そこは政権担当1回目のルーキー。
最初から完璧にこなせるなんて少しも思っていません。いろいろなところで戸惑い、壁にぶつかることもあるでしょう。
でもそれは、一過性であり、いずれはちゃんとした政治を行える政党に成長することでしょう。そもそもルーキー(=民主党)をベテラン(=自民党)と同一視すること自体、間違っているのです。プロ野球界を見てもルーキーとか若手は『成長期間』も視野に入れて見守っている訳で、実績を重ねたベテランを見守るなんて球団は一つもありません。若い選手であれば多少結果が出なくてもしばらくは契約しますが、ベテランは結果が出なければ即戦力外通告です。
これと同じで、今回、仮に民主党が政権を取ったとしても、向こう4年から10年(つまり3期ほど)は国民は暖かく見守るべきであり、エセ評論家が言うような『厳しい視線で見る』というのは『育てる気が無い』と同義語で私は反対です。
それにそれはこれまで55年もの間、もう一つ政治を行える政党を創ってこなかった国民のツケでもあるのですから、そのツケは国民自ら払わなきゃならんでしょう。
政権交代から始まる本当の日本の未来。
大手マスコミは既得権益にしがみつくためだけに民主党ネガティブキャンペーンを張って投票率を下げるという、世界中から侮蔑された視線を向けられる戦略を打って出ていることは一目瞭然です。
中日新聞(=首都圏では東京新聞)を除く御用達マスコミは日本の恥を世界に晒しながら、それを意に返さないという北朝鮮並みの偏向報道をこれからも、そして(仮に)民主党が政権を取ったその後も続けるでしょうから、国民だけは『新政権』を支持し、見守る体制を作ることによって、自らの将来をも築いていく選択をすべき時に、(私はもう遅いと思っていないこともないですけど)来ている自覚をもって、選挙権を放棄することなく投票所に足を運んでほしいと切に願います。
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