先日、この話題に触れただけに、今週号が発売された今日、今回のお話の感想だけは入れなくてはいけません。
振りがあった以上は回収しないとね♪
てことで今日、発足した鳩山内閣については後日、語ってみようかと。
数日、情報を収集した上で、私なりの感想を述べようかと思います。
さて、今日発売の『週刊少年サンデー』41号で、高橋留美子先生著『境界のRINNE』を読んでの感想でございますが、今回限りは多少ネタバレになっているかもしれません。固有名詞は出さないけど。
展開的には、まずまず、と言っておきましょう。
もっとも主要ストーリーが主人公対恋敵の第1ラウンドというよりは、とある除霊をきれいな形で達成できるかどうかでございましたので、さほどのドロドロ感はなく、ずいぶんと見れるものとなっていたのが良かったと思います。
んで、珍しく、高橋留美子先生にしては本当に珍しく主人公に気を使い、ヒロインが主人公に目を向け、気を遣うシーンを数多く入れて、恋敵を見事にピエロ役に位置づけたことは高く評価してもいいでしょう。少し残念なのは主人公がヒロインの気遣いに気が付くシーンが無かったことでしょうか。
しかし、そんなメインヒロインの姿は『らんま1/2』、『犬夜叉』ではあり得ないことでした。『うる星やつら』は途中(つっても結構早くに)、メインヒロインの交代がありましたので新しいメインヒロインの基本設定を変えるわけにもいかなかったことから、恋敵は常にピエロ役でしたがそれはあくまで例外中の例外。高橋留美子先生は常に主人公に対する恋敵を優遇いたします。あんなに当てつけなくてもいいのに、というほど。
話を『境界のRINNE』に戻しますが、私的には前に想像した通りで、主人公の性格設定が今のところクーデレかつ自分の気持ちに気付いていないだけに、あからさまに感情を表に出すわけにもいかず、また捻くれた性格でもないので強がるシーンも作れなかったがために、今回のお話のような展開になったのではないかと推測しております。
あまりに主人公を無碍にできなかった所為なのかもしれませんが、恋敵がえらく主人公に気を使っておりました。これも『らんま1/2』、『犬夜叉』ではあり得なかったことです。
できればこのまま恋敵は基本ピエロ役で続けてほしいんだけど、その辺りは高橋留美子先生だけになんとも言えなくて、主人公の設定がクーデレからツンデレに変わるかもしれず、予断は許さないことでしょう。
ましてや近い将来、今度はメインヒロインに対する恋敵が登場するでしょうから、その時に主人公がどういう態度を見せるか、またメインヒロインがどんな風に妬くかで方向性が見えてくる気がします。
もう既に主人公に対する恋敵が登場してしまったので、おそらく高橋留美子先生のことですからメインヒロインが主人公に当てつけるのでしょうけど、できればそれは止めてくれないかな、とか思います。
メインヒロインが主人公に当てつけることなく、そして、主人公はメインヒロインが覗き見しているのを知らずに、メインヒロインのことを想い慕う気持ちをメインヒロインに対する恋敵に打ち明けてしまうシーンを作ってほしいと切に願います。
なぜなら高橋留美子先生の描く主人公はいつでもどんな時でも常にメインヒロインに気を使い、メインヒロインに対する恋敵を気にするそぶりを見せることはないから。
あと、今回のラストで主人公がメインヒロインを意識し始めたことに気づいたようです。あの純な表情はなんとも良かったですし、ああいうシーンを見たのは『うる星やつら』のクリスマスのストーリーで主人公が初めて(変更になった方の)メインヒロインを意識し、素直になったシーン(メインヒロインは先に帰ろうとしたのですが、主人公がそれを止め、初めて両者同意で手を繋いで歩いた、というものです)を連想させました。
ああいう、ちょっとした暖かい甘いお話を増やしてくんないかな、とか思うんだけど、はてさて来週以降はどんな展開が待っているのやら。
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