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――――――――という風なタイトルを用いると、
「お前は一体何を言っているんだ。単にイチローを僻んでいるだけだろう。あさましい」
というそしりを受けても至仕方ないんだけど、それでもあえて、私はイチローの9年連続200安打を、
「ふうん。だから?」
と言っておきましょう。
記録は確かに凄い。
前人未到なだけでなく、これからもこれを破ることができる選手が出てくるかどうかは何とも言えないし、少なくとも私が生涯を終えるまでには出てこないかもしれない可能性が高い訳だから拍手喝さいで当然のことだとは思います。
今後も記録に残る偉大な数字であることは疑いようのないことではありましょう。
それは私も素直に脱帽します。走攻守、長打力を除く全てを兼ね備えた技術的にはハイレベルな打者であることは間違いありません。


しかしですね。


じゃあ、この200安打が所属チームにとってどれだけ価値があったか、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、という点で見たときに、その価値はどれほどのものになるでしょうか。
まず、野球はチーム競技。
ましてや勝つことを大前提としているスポーツです。
ちなみにイチローがマリナーズに所属して9年間。
2001年こそ、地区優勝を成し遂げましたけど、それ以後2003年と2007年は2位でしたたがそれでもプレーオフは逃し、2002年は(4チーム中)3位。
2004年、2005年、2006年、2008年は地区最下位に沈んでしまっています。
そしてイチローは「俺がこれだけ頑張っているのに、何でお前らは何もしないんだ」という態度が災いしてチームに溶け込むことができず徐々に孤立の一途をたどることになり、言わば、個人記録だけを目標にできる状況にありました。
つまり、相手投手は強豪相手に投げるときに比べればそのモチベーションは明らかに低いし、イチローに打たれようがシングルヒットがせいぜいで長打はないし、後続を抑えれば問題なく、また抑えられるチームだからイチローを抑え込むとい言う意識もないわけだから、イチローの技術を持ってすればヒットくらいは簡単に増産できる状況にあり、プレッシャーを感じない限りは、200安打が近付くまではかなり気楽にボックスに入っていると想像できます。
もし、これがヤンキースなりレッドソックスなり、毎年、優勝争いを演じるチームに居たら、現段階では、はたして本当にそこまでの数字が残せたかどうかはなんとも言えないのではないでしょうか。
現実に、イチローは強豪チームでプレーしていないし、強豪チームへの移籍の話が出ても「僕は強豪チームを倒す方がいい」と言うだけで移籍を拒み、しかし結局は強豪チームを打倒できていません。今年のWBCでも王貞治という頼れる存在がいなかった状況(原監督じゃ王監督より格が下だし、周りも自分より若い選手ばっかり)で決勝戦の決勝タイムリーまでプレッシャーに負けて不振に喘いでいました。
だからこそ、本当の超一流プレイヤーなのか私は判断できないし、シアトルマリナーズの戦績を見れば野球は点取りゲームで勝敗を競うものなのだから、どれだけ出塁しようがホームに帰って来なければ何もしなかったのと同じだと思うのです。


孤高の天才、てのはイチローを評してよく言われてますけど、孤高の天才とは『周りからも慕われてかつレベルが高い故に誰にも縋れない状況』を指すのであり、真の孤高の天才打者とは日本人ではおそらく、王貞治、落合博満の二人だけのことでしょう。
打者に要求される、率、長打力、打点というすべてを満たし、かつ、チームメイトにも慕われていたという本当の孤高の天才はこの二人しかいません。
なぜなら『狙って奪取する』プレイヤーだから。でもあまりにレベルが高すぎて誰にも相談することなく己身一つで踏ん張り続けなきゃいけないから。
落合博満現中日ドラゴンズ監督は「ヒットだけを狙うなら4割は軽い」と豪語する選手でした。またそれだけの実力もありました。しかしそれでも『三冠王』にこだわり続けました。
王貞治元福岡ソフトバンクホークス監督は「三冠王を獲ってこそ打者」と松井秀喜に助言し、「ヒットの延長がホームランじゃなくてホームランの打ち損ないがヒット」という選手でした。実際にホームラン世界記録を持っていますからそれは証明されております。
そしてこの二人に共通することは、プライベートはともかく、野球をやっている時間(試合、練習、ミーティング)は常に周りに気を配り、また助言をしてきた人達でもあります。
つまり、本当の天才とは『ヒット』に満足するつもりはさらさらなく、『打者』としての頂点を目指した存在であり、かつチームのために働くことができるという選手で、この点でイチローはヒットを打つ技術は高いのかもしれないが、それは『ミートの巧い打者』であり、チームメイトと溶け込めないところを見ると、孤高の天才とはまた違う位置づけにあるんじゃないかなぁ、と私なんかは思うのです。もしシアトルマリナーズの親会社が任天堂でなければ、監督もイチローに気を使うことはないでしょう。


慣れ合いはよくないけど気を使うのは悪いことじゃないはずですし、強豪チームにいてこそ、その実力が問われるわけですから、是非、イチローにはヤンキースなりレッドソックスなりに移籍して、その真価を発揮してほしいと思います。またできると信じています。
ただ、今のまま、ずっと低迷してきて、たまに飛び出してくるチームにいるようでは、お山の大将っぽい気がしてなりません。
その実力を如何なく発揮し、また貢献できるチームに移籍してこそ、イチローの光はより大きく輝く。
私はそう思います。
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