最近、なかなか興味深い文章を見ましたよ。
曰く、「去年の今頃は何で騒いでいたでしょうか?」
どれだけの人が覚えているかは分かりませんが答えは、ガソリンにかかる暫定税の廃止か否か。
言うまでもなく、あの暫定税は単なる道路族の資金調達であって国民には負担増だけを強要している悪法の一つ。
野党の皆様のご尽力のおかげでわずか一カ月ではありましたが廃止と相成りました。その後、自公政権は十年五十九兆の法律を作ってまでごり押ししたという顛末がありました。あいつらは『暫定』の意味が分かってないんじゃないか?
では、「一昨年の今頃は?」
これも覚えている人の方が少なくなったかもなぁ。
答えは年金記録五千万件の記録紛失。
五千万件と言えば、日本人口のほぼ半分。その記録を紛失したってんだから現政権の管理能力の無さにはほとほと呆れます。
さて、では少し最近に戻って半年前。
阿呆政権、じゃなかった「麻生政権ができた理由は何でしょうか?」
むろん総選挙のためでした。オラウータン総理では勝てないから、という理由でなんと民意を得ずに三回目の総理盥回しといういい加減で無責任の極みのような暴挙をやらかしたのです。
むろん、それまでも『恒久減税』と銘打ったはずの所得税定率減税の廃止、今はともかく将来的には明らかに負担が増加する後期高齢者医療制度の施工、配偶者特別控除と老年者控除の廃止、社会保険の健康保険料1割負担を2割負担に、2割負担を3割負担に引き上げて、将来的にまったく保障されない年金徴収額の増加などなど。
これほどの悪辣の限りを尽くしてきた自公政権の実態を国民が今まさに忘れかけようとしてますから開いた口が塞がりません。
ここだけなわけないし実は自民の方がはるかに多く受けている西松献金問題
三年後の消費税大幅アップと引き換えの一回こっきりの定額給付金
付けるだけで定額給付以上の金額が必要なETC車限定の高速道路の割引
の三点セットに上書きされつつあります。
本当に怖い話です。この三つだけをインプットさせようと地元の、名前出しましょうか。
。北國新聞は今、必死になって偏向報道に突っ走っておりますよ。
いや大真面目に。むろん北國新聞だけの話じゃなくて、全国版としては産経新聞とか読売新聞はもっとより顕著です。
こいつらはさらに見せかけの住宅ローン減税とエコ車購入による自動車税の減税も謳っておりますが!
よく考えてください。
住宅ローン減税にしろエコ車自動車税減税にしろ、
減税額の100倍から1000倍の額を払って初めて恩恵を受けられるというのが実際なのです。
この減税、本当に景気対策か? 先に減税以上に払わなきゃなんないじゃん。
ちなみに高速道路割引は元々は民主党が打ち出した『高速道路無料化』のパクリで別に自公がやろうとしたわけではありません。
定額給付は公明党のバックにいる宗教団体へのお布施です。ETCを付けて喜ぶのは無駄道路づくりに勤しむ道路族のみです。
では、野党側。
民主党はガソリンの暫定税廃止を公約に掲げております。国民新党は食料品にかかる消費税免税と定率減税を提案しました。
両党ともに財源は国会議員の削減と官僚の給料の2割カット、そして特殊法人(=いわゆる天下り企業)への12兆を廃止することで捻出する予定だそうです。
もっとも、この野党案が新聞誌上に載ることは一切ありませんが何か?
え? ソース?
ネットで調べてみてください。新聞やテレビが全く報じない情報もネットで簡単に閲覧できます。
私は2007年から言い続けてきました。
『今』無くして『未来』は無いのです。現在の生活を破綻させない対策を打ち出し、また実行できれば本当に恩恵を受けられるのはどんな政策かを見定めて投票すべきであると。
今現在、政局情勢はものすごく怪しくなってます。麻生が漆間という検察出身の人間を内閣官房に引き入れ司法の力を悪用しようと暗躍しております。
どんなに遅くても9月に選挙はある訳ですが、もう2005年の過ちを繰り返してはいけません。政策と無関係で、ともすればでっち上げのスキャンダルで判断することなく有権者は議員を選ばなければならないのです。
どうか、自分自身の生活に直結させて国会議員を選ばれることを!
わずかではありましたが本当にありがとうございました。かけがえのない暖かい拍手が意欲の源でございます。ううん……なんとか新作を挙げたいのですがまだ完成品が……(--;)
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