今日は民主党・鳩山代表と自民党・麻生総理大臣との党首会談があったそうですが、とりあえず私は民主党派なので論評することは止めておきましょう。
どう評しようが平等になることなく、必ず民主党寄りになりますので、それでは『正しい論評』とは言えませんからね。
ま、動画がUPされていたようなのでそのリンクは貼っておきます。
仮にも日本の将来を背負うかもしれない二人の討論です。
5月27日党首討論知らん振りすることなく、いちおーは直視した方がいいですよ。
もっとも、私はあまりに外野が煩いのと『討論』と言いながら全然かみ合わない話に嫌気がさして、途中で見るに耐えなくなりましたけど。
で、どうやって情報を得たかと言いますとネットとネット上の感想を見て、です。
ただし、どうも一つだけ麻生が聞き捨てならないことを言ったんで、それにはツッコミを入れておきましょう。
それは『裁判で判決が出るまで推定無罪が民主主義の根幹』という話を知らなかったことも、もちろん聞き捨てなりませんが、それ以上に「国民の関心事は西松献金問題だ」と言った点です。
……どこの誰が関心を持っているのでしょうか? 麻生の言う国民とは誰を指しているのでしょうか?
一つだけ推測するなら、おそらくこれは麻生は新聞は読まないということなのだが、それでもネット記事のYAHOOとか2chの『自分を擁護するコメント』には目を通しているのではなかろうか、とか思う。しかもその『擁護』は必ず『民主党を罵倒して』という前提が付いている。
特に最近は、そいつらを意識した発信に終始しているように見えて仕方がない。
言っておくが、そんな連中=国民の関心事、なんて勘違いしてもらっては困る、どころかシャレにならん。
仮にも一国の主が、いったいどこの国民を見て政治の陣頭指揮を執っているんだ?と嘆かわしくなってしまう。
国民の関心事は西松献金問題などではないのは明白なんだ。明日の日本、これからの経済、将来の社会保障と言った自分たちの生活に直結する事柄に最大の関心を寄せている。一企業の献金なんてはっきり言ってどうでもいいのである。だって、そこには血税が使われたわけじゃないんだし、野党党首に献金したって見返りなんてほぼ無いし。
まあ、こいつは死ななきゃ治らない病気に侵されているのでどうにもならんことだけは就任以来、ずっと私は思ってきたわけですが、だからこそ、さっさと総選挙やって、ちゃんと考えて政治をやれる人に代わってほしかったんだが、なんとも国民の声が全く届いていないのでもどかしくて仕方がない。
そもそも(私はまったく信用してないけど)世論調査で小沢氏は「説明責任を果たしていない」という答えが7割近くあるわけだが、じゃあ、その先、「なら説明を聞きたいか?」という問いを続けたら、この7割の人間はどう答えるだろうか?
おそらく9割は「別に聞かなくてもいい」という答えになるんじゃなかろうか?
少なくとも私は別に聞きたいとは思わないし、周りの人たちも「説明責任は果たしていないかもしれないけど、説明なんて聞いてもなぁ」とか「どうせどの企業も政治家もやってるし別にどうでもいいんだけど」という人が圧倒的に多いのが現実である。つまり国民にとって献金問題なんてどうでもいい、というのが本音なのではないだろうか。
さて、実は私は以前から『党首討論』とは名ばかりの、こんなかみ合わない討論に何の意味があるのかが分からんし、党首討論なら、民主党のみならず、国民新党、日本新党、新党大地、社民党、共産党の党首とも討論しなきゃならないはずなのだが、なぜ民主党だけなのだろうか、という疑問も持っている。
かみ合わない話し合いで討論する意味はまったくないし、西松のことを持ち出す麻生はゴシップ週刊誌のレポーターレベルでしかないのだからこれをわざわざ党首討論でやる必要はないだろう。
鳩山氏が言う通りで、日本のビジョンについて話し合うなら意味はあるのだろうけど、事実、鳩山氏はそれを主題にしようとしたんだけど、麻生の次元が低すぎるのか、どうも『党首討論』というほど、文章や感想を見る限り崇高な感じはまったくしなかった。
これならはっきり言って、民主党代表選の鳩山氏と岡田氏の所信表明演説の方がはるかに聞く意味があるし聴き応えもあった。
せめてこのレベルで討論するならともかく、毎回毎回、単なるパフォーマンスにしか見えない討論なんざやる意味なんてあるのだろうか?
次はいつやるか分かんないけど、やるなら今度は政党すべての党首でディスカッションする形でやってもらいたい、とか思う。
……誰のときだかは忘れたけど、昔は全政党参加で党首討論をやっていたと思うんだがなぁ……
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