やっと今日、世紀の愚相・阿呆太郎が衆議院を解散しました。
一説にはずだぼろのぼろべろに無残にも惨敗した都議選翌々日の14日に解散するつもりだったらしいんだけど、また無駄に足掻いて今日、ようやく解散しました。でも公示が8月18日で選挙が8月30日とか。
おいおい40日も選挙戦やるのか?
まあ確かに、40日もあれば大手マスコミの民主党大ネガティブキャンペーンが功を奏して、投票率を下げることができるかもしれないけど、はたして有権者は麻生や自民党が思っているほどおバカなんだろうか?というところが焦点です。
もし、自公官僚が想像している通り、国民の程度が低すぎれば当然、間延びした選挙期間に嫌気がさして若い世代を中心に投票に行かないかもしれませんけど、そうすることによって組織票だけで自公が延命してしまえば、自分たちがどうなるかを分かっているとするならば、自公官僚が思い描くようなことにはならないだろうけど、こればっかりはなんとも言えないんですよね~~~なんだかんだ言っても日本人の程度は低いから。
ホント、国会議員を選ぶってのは自分たちの生活に直結する話なんだし、絶対に他人事でいちゃいけないんだけど、それでもまだこの期に及んで、他人事の輩が後を絶たないんですよね。特に二十代後半で男の真似して煙草吹かすねーちゃんたちな。
興味あるなしで投票権を放棄して、結局、苦しむのは自分だってのにマジで気が付いてほしいんだけど、まだ気づいていたにようで本当にどうしようもないとしか言いようがない。
まあ、それはさておき。
自民党は今、どでかい勘違いをしている気がしてならない。気づいても、もう手の施しようがないだろうからここに記すけど、自民党が支持を下げた理由は何も麻生の頭の悪さとか優柔不断なところの所為じゃないってことなんですよね。
それは理由の一つであって、すべてじゃない。
大きな理由は私なりに二つ考えられるけど、一つは政権を投げ出した安部と福田の無責任さであって、せめて安部が放り投げたときに福田は総選挙をやるべきだったんだけど、結局、それができなかった。理由は単純で絶対権力『再議決権』にしがみつきたかった。
で、もう一つがこの『再議決権』に絡んでくるんだけど、この権力を行使して決めた法律のすべてが国民に不利益をもたらすものだった。特に、国民の生活を破壊する強硬採決の乱発は当然、反感を買うし、無責任に政権を投げ出した宰相を選ぶような党を誰が支持するというのか。
もう、この二つだけで充分、国民への信頼を失墜させているし、今では昔の野党さながらの政策ではなく野党第一党・民主党のスキャンダルと荒探しに執着しているから誰も信用しなくなったわけで、ガチガチの保守基盤世代はともかく、しがらみのない世代にはもう見限られてしまっているということに気付かなきゃいけないんだけど未だに気づいていないのか、メディアと組んでやっていることと言えば投票率を下げる作戦な訳ですから、仮にも55年も与党でやってきた政党がこれではあまりに情けなさ過ぎる。国民が愛想を尽かしても仕方がない、ってことなんだけど、自民党の中枢にいる人間が相当、頭が悪いのか、はたまた現実を直視する根性がないのかは知らないが、どうも何を見て政治をやろうとしているのかが全く解らない。
結局、今回の選挙のマニフェストの中心は安全保障らしいが、でもこれは重要課題ではあるけど最重要課題じゃないし、竹島や対馬、北朝鮮への対応を見てみれば誰も自民党じゃ安全保障なんてできっこない、としか思われない。
与党であった以上、これまでの経過を見て、これからどうするつもりなのかを国民が判断するんだから、これからの政策を今さら出したって誰にも見向きもされないんだけど、本当にこれが分かっていないのが今の自民党のようである。
麻生をスケープゴートにしたって誰も自民党が変わったとは思わない。
総選挙では民国社が勝つか自公が勝つかはなんとも言えないんだけど、本格的な政権交代のためには、少なくとも、組織票を完全に封じ込められる民主党単独過半数が望ましいとは思う。連立政権では必ず綻びが生じ、分裂させられ、結局は自民官僚がその間隙を付いてくることは目に見えている。そうなれば元の黙阿弥ってやつだから意味がない。
国民は今回の選挙で、これからの日本のための分岐点に立たされている。
というか、実は4年前に立たされていたんだけど、それに気づかなかった国民が多すぎた。
是非、今回は自分の一票が将来を担う一票であることを自覚して、投票所に足を運んでほしいものでございます。
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