今日は、週刊少年サンデーでウチの別館の片割れでもありまするーみっくわーるど『犬夜叉』が秋から、第1期の終了時点より完結までをアニメ放映するというニュースが載ってまして、巷の犬ファンはカーニバルの真っ最中だそうです。
ん? ジャンクとは言え、るーみっくを扱っている私は何故、他人事なのか、ですか?
んまあ、何度も言ってますけど私はマンガオタクではありますがアニメオタクではありませんので、アニメにつきましては「ふうん。またやるんだ」ぐらいの意識しかありません。
まあそれでも絶対に見るお話は三つありますし、その内の二つは一緒になって1時間スペシャルでやってくれればビデオ録画して永久保存版にするかもしれませんが、今週号に関して言えば『ハヤテのごとく!』の方が面白かったですからね。ハヤテの気持ちが分かっていながら、必死に自分を押し殺す天王州アテネの気持ちがあまりに痛く切ないものでした。ラストシーンがなければ「何だこの冷血女は」になるんですけど、あのシーンがあったってことで今後の展開が非常に楽しみです。
とまあ、いつまでもマンガオタクらしい話をしていてもアレなんで、今日はタイトル通り中日ドラゴンズの話を少し。
今シーズンが始まる前、ドラゴンズは本当に、始まる前から苦境に立たされておりました。
エースが抜けるわ、4番が勇退するわ、大砲が移籍するわで、いったい今年のドラゴンズはどうなってしまうんだろう、という思いを抱いたことは確かです。
おまけに心ないファンからはWBCをボイコットするとは何事か、とか叩かれまして、選手たちは精神的にも辛かったことでしょう。
で、何度も言いますけどWBCは日本一の二遊間・井端、荒木クラスが辞退したならともかく、実績もなく一軍半の高橋聡、怪我が癒えていない森野と浅尾、北京で愚将の所為で心に大きな傷を負った岩瀬を選ぶという、(原監督ではなく読売がドラゴンズの戦力ダウンのためだけに)言語道断な暴挙に出たことをここに記しておきたいです。
とまあWBCのことをいつまでも言っていても仕方がないんで、エースと四番と大砲が抜けたドラゴンズは予想通り、4月、5月は本当にもがき苦しみました。借金は最大5まで膨らみ、首位・巨人ははるか向こう。今年は「ヤバイな」と実感したんですけど、トニー・ブランコという新4番バッターの爆発とともに上昇気流に転じ、今日で前半が終了するんですけど気がついたら貯金17で首位に2.5ゲーム差の2位でございます。
いやホントにびっくりです。
もちろんブランコ一人のおかげな訳がなくて、エースが抜けた危機感を若い投手陣が持ってくれたおかげで、チェン、吉見といった防御率1、2位をハイレベルに争う二人が台頭してきて、川井という勝ち運に恵まれた投手が10連勝を飾り、ブランコが爆発したということは当然、前後を打つ森野、和田の二人も生きてくるし、井端、荒木の一、二番コンビが機能し始めて、気が付けば現在のところセ・リーグ屈指の破壊力を持つ打線と相成っていました。
これはひとえに、「練習は嘘をつかない」という昔からある格言を本当に実践してきた12球団1厳しいキャンプを張るドラゴンズならではの快進撃ではないかと考えます。
んで、今日の勝ち方を、実は私はとっても評価していて、8連勝だからオールスター休みに入るのは勿体ない、なんて思う人が多いかもしれないけど、今日の勝ち方はすっげえ危なっかしい勝ち方で、とても明日は怖くて試合してほしくない、というものでしたから、「あー明日から暫く休みでよかった」でございます。とりあえずオールスター休みで出場しない選手たちはのんびりリフレッシュして後半戦に備えてほしいものです。
さて、そんなドラゴンズでございますが、後半戦は今よりも当然厳しい戦いが待ってまして、下位3球団には取りこぼさないんだけど上位2球団(ジャイアンツ、スワローズ)には嫌になるくらい相性が悪くて、これを払しょくできるかどうかが優勝へのカギとなることでしょう。
ましてやドラゴンズは勝ち続ければ、今度は読売系新聞と関西系新聞が、またWBCを持ち出してこぞって大パッシングを仕掛けてくることは目に見えています。そりゃもう、これから8月30日まで自公官僚の御用メディアが民主党に大ネガティブキャンペーンを張るが如く。
その雑音ともドラゴンズナインは戦わなくちゃいくなくなるんだけど、なんとか乗り越えて、3年ぶりのリーグ優勝を勝ち取ってもらいたいです。
……去年途切れてしまった本館、秋の名物詩をまた復活させたいな――
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