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連日、小沢氏の資金繰りで言い掛かりを付ける大手マスコミと東京地検の連携であるが、そのため、本来、国民がもっとも重視すべき事案が完全に置き去りにされてしまっている。
もっとも、現役世代の二十代、三十代、四十代の一部は新聞もテレビも見ないし、同じ報道に対して煩わしささえ感じ、誰も注視しなくなっている現実は無いことは無い。
ワイドショー=情報だと思い込んでいる(もう言わなくなってしまったが)オバタリアン予備軍を除いては。
三十代の人と話すと、まだ少し話になる。
やっぱり今の報道や検察の行動に大きな疑問を感じているし、特に子供がいれば、そんなことより子供手当とか公立高校無償化の情報を欲しがっている。
二十代になると「だから何?」が基本だ。自分とまるっきり関係のない事柄だから見向きすらしない。
四十代は、子供が中学を卒業する頃に差しかかってくるし、ともすれば大学進学が視野に入ってしまっているから、どうしてもっと早くやってくれなかったんだ、と不満を述べ、2007年以後の自民党に憤りを感じている。
団塊世代を含む六十代以上となるともう救いがなく、自分で想像することを放棄して鵜呑みにしまくっている。特に七十代以上となるとさすがは戦時中を知っているだけあって大本営発表にあっさり引っかかる。ボケているのに自分はボケていないと言い張る世代だからそれも仕方がないと言えよう。
さて五十代は二分されるようで、子供が独立し、でもまだ結婚していないので孫がいないから、好奇の目で見る大本営発表を鵜呑みにする人もいれば、人生経験が佳境を迎えたので想像力を働かせて疑問を感じる人もいる。ただ、二分と言っても鵜呑み派が多いことは確かだが。


ところで五十代と言えば、会社勤めだと結構上の役職に付いている年代でもあるわけだが、中小零細企業だと経営者であったりもする。
だとすれば、今回の小沢氏の件は自分にも降りかかることだと想像できないものだろうかと考えなくもない。
要は税務調査だ。
税務調査とは、定期的に税務署の人が会社に来て、帳簿を確認し、記載漏れや申告漏れがあった時に追徴課税を分捕る調査のことであるが、今回の小沢氏の一件はこの構図が縮図にできるのである。
小沢氏を経営者、検察を税務署に例えるのが適当だろう。以下、ちょっとしたSS。※会話は税=税務署職員、経=経営者


昨今は不況下で赤字申告を余儀なくされる経営者ではあるが、その経営者は好況時、すなわち2003年~2007年の間の2004年に会社の事務所を新築していた。
んで、税務署は不況下だから税収が激減して、自分たちの給料が減りそうだから、なんとか税金を絞り取ろうとする。
そこで目を付けられたのが、2004年に会社事務所を新築した経営者だ。
税務署の職員が経営者に電話を入れる。狙いは単なる加算金ではなく重加算金。売上金の計上漏れが意図的であれば消費税と法人税が納税額と同じ額で二重取りが可能だからだ。


税「お宅の会社は赤字決算で法人税を払っていませんが、2004年に事務所を建築しています。その資金はどこから出たのか調べたいので調査させてもらいます」
経「何で今さらそんな話を持ってきたのか知りませんけど、どうぞ」

数日して沢山に人が来て、請求書、契約書、果ては貯金から会社の帳簿まで漁り、

税「おや? ローンを組んでいるようですけど、頭金の分について何も書いてありませんね。これは意図的に頭金のことを記入しなかったでしょう? その頭金はどこから出たのですか? ひょっとして売上の一部を建設資金に置き換えたとか」
経「ここに書いてあるじゃないですか。この時に、少々銀行からの都合が遅くなりそうだったんで、私の個人預金を引き出したり、知人から借りたりして、会社に貸付して建てたんです。その後すぐ銀行からお金が入ってきたんで知人分は返しました。自分の分は自分の会社だし、貸付にして毎年利息も計上しています。帳簿もそうなってますでしょ?」
税「(ち……売上未計上で行けると思ったんだが……いや待てよ?)そうは言いますが、あなたから借り入れたならあなたの名前が借入項目に無いじゃないですか? これはどういうことですか? やっぱり売上金を誤魔化そうとしていませんか?」
経「はぁ? どれどれ――って、あの……ここに書いてあります。私の名前は○○ですが、これ、本が元になってるだけです。書き間違えてすみません。なんなら私はこういう名前の人を知らないんですけど、知っていましたら一緒に確認してみましょうか?」
税「(く、くそ……双方で確かめないと怪しまれる……)そ、そうですか……とにかく、今日、見せてもらった資料を全部預からせてもらいます。後ほど、ご連絡入れさせていただきますね」
経「やれやれ……分かりました。心行くまでお探しください」

で、税務署職員が総出で預かった資料を全部確認し、見つからなかったものだから、もう一回経営者に連絡を入れて、

税「あなたの知人の通帳や帳簿も見せてください」
経「はぁ? 何でまた?」
税「必要だからです。あなたから預かった資料だけでは不充分でしたので」
経「うちの資料全部持っていって不充分て……まあ、帳簿に書いてある知人が了承すればいいですけど……」

という訳で税務署はこの会社の取引先全部の資料を押収。しかし、何も見つからない。

税「おのれぇ……このままでは税務署に対して不信感を抱かせるだけだし、労力が無駄にされてしまう……いや、そう言えば、この個人預金はそもそもどうやって貯めたんだ? くっくっくっく。もしかして……」

再び、電話を入れて、

税「お宅様の預金についてですが、どうしてこれだけの額が貯まっていたのでしょうか?」
経「そりゃあ、私も給料をもらっている身ですし、蓄えくらいしますよ。一朝一夕は無理でも十年、二十年、毎月定額を貯金すればそれくらいになるでしょうよ。で、調査はまだ終わらないんですか? 随分経った気がしますけど」
税「うぐ……そ、そうだ! あなたがもしかしたら失くしてしまった書類があったんじゃないですかっ? その当時の記憶について、口頭で構いませんので詳細に教えてほしいんですけどっ……!」
経「あの……? ひょっとして無理矢理にでも税金を取ろうとしてません……?」
税「そ、それは……」


という感じだろう。今回の検察の動きは。
で、対税務署という観点で考えれば、経営者は皆、降りかかってくる可能性があることでもある。
それでも五十代経営者は大本営発表を鵜呑みにするのだろうか。
ところで、なにやら小沢氏は任意聴取を了承するそうだが、いったいどこでやるつもりなのだろうか。
もちろん、民主党本部でやると思うんだけど、東京地検に呼び出しているとすれば変な話になる。おそらく身柄を拘束する暴挙に東京地検は出るだろう。
でもまあ逮捕は絶対にできない。国会会期中の現職国会議員を逮捕しようと思えば、国会の承認が必要になる。
そこで洗いざらい容疑から何で怪しいかまで、国会生中継の場で検察は語らなきゃいけない。
はたして言い掛かりでしかない今回の話で検察はそこまでの覚悟があるだろうか。
私は無いと思っているのだが、きわめて虚しいことに、検察には税務職員と違って、広報部隊がいるのである。
間違いなく、その広報部隊は、逮捕承認を出さなかったことを激しく非難することだろう。
で、日本国民は七十年前と何も変わっていないようだから、自分たちがマズイ方向に進んでしまっていることに気付かないまま、最悪の時を迎える可能性は高い。
もちろん、気付いてからじゃ遅いんだが、2005年時に気付けなかったことを反省して政権交代の道を選んだはずなのに、結局、何も気付いていなかったのだろうか。
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