という風なタイトルだと、何かあったんじゃないかと勘繰られるかもしれませんが、私自身は何ともありません。
あくまで、
今のところは。
つーことで私の事では無くて、地元のとある少年スポーツ大会が新型インフルエンザを警戒するあまり、中止になったという話を聞いたからであります。
なんでも地元の大手企業さんが主催らしく、そんなわけで、大会を通じて感染者を出した、なんて言われたくなかったのか、なにやら大会二日前になって中止を発表したとのことです。
これが、新型インフルエンザに関する誤った報道の仕方が招いた悲劇ってやつです。
それはそうでしょう。
仮にも市の大会で毎年開催されているものなんだから、当然、少年たちはこの大会に向けて調整と練習をしてきたんですから、それが、大会直前になって中止とは、いったい自分たちは何のために頑張ってきたんだ、と落胆しても仕方がないと思うのです。
で、これは主催企業さんも大間違いを犯しているんだけど、まあさすがにこれは企業さんの所為ではありません。
そういう報道をかました旧政権と日本のマスコミの所為です。
民主党総裁選潰しと衆院選投票率低下を狙った目的で大袈裟に騒ぎ過ぎた結果が国民に誤認を与えてしまって、必要以上に恐れ過ぎているんですよ。
やれ、マスクをして外に出ろ、だの。
やれ、手洗いうがいはきちんとしろ、だの。
やれ、行く先々で消毒液が置いてある、だの。
手洗いうがいはともかく、他のことに関して言えば必要ないんです。というか、意味ないんです。
ウチにもリンクを貼らせていただいている
Rascal's Daydreamさんが5月に日本で流行り出したという情報が流れたときに、至極まっとうな意見を載せていたんですけど、病原菌は何も口から鼻から摂取するわけじゃなくて皮膚からも摂取してしまうそうですから、マスクや消毒液のように一部だけしか防護していないようなものには何の対策にもならないそうです。
この方は自然療法医(アリゾナ州免許)で元薬剤師ですから言っていることに間違いはないでしょう。というか間違ってたら怖い。(笑)
今回の新型インフルエンザはH1N1の弱毒性。例え感染しても発症するかどうかも分からないし、仮に発症しても致死率は通常のインフルエンザより弱いという結果が出ております。
ましてや現在、このインフルエンザは2009年6月12日にWHOがフェーズ6、いわゆるパンデミック状態宣言をしていますから、日本のみならず世界のどこにいようがかかる可能性のあるインフルエンザであり、市の大会一つ中止にしたところでなんら大勢に影響はしないのです。
にも関わらず日本のおバカなマスコミが騒ぎ立てるものだから、国民が思いっきり誤認してしまって、必要以上に恐れてしまっています。
まったく視聴率至上主義もいい加減にしてもらいたいですね。
「新型インフルエンザは弱毒性だけど、世界パンデミック状態だからどこに居たって感染する可能性があります」とだけ言えばいいのに、無意味に「人込みは避けろ」だの「注意して日常生活を」だの毎日毎日垂れ流すから、基本ネガティブ思考の日本人は、普段はマスコミの戯言なんてこれっぽっちも信じていないのに、こういうときだけ「もしかしたら……」なんて考えちゃうんですよね。
今回の近所の市の大会が中止になった一報を聞いて、これは賢明だ、なんて考えた人がいたんですけど、結局、この人もマスコミの被害者なんだな、とか思います。
だって、全然賢明じゃなくて、文字通り反対語の暗愚(=物事の是非を判断する力がなく、愚かなこと)なんだから。
ちゃんと、世界中どこに居たって感染する可能性がある、って知っているなら中止にする意味がないことが分かるだろうし、仮に感染者が出たとしても、それはもう仕方がないことなんだって思えるんですよ。別にその企業が悪いわけじゃなくて、どこに居たってどうにもならいんですから。
でも今はまだ、必要以上に恐れる必要はどこにもないインフルエンザであることをちゃんと理解することの大切さを思い知った出来事でございました。
などと書いている私だって、もしかしたら明日、このインフルエンザにかかるかもしれませんし、実はもう感染していて発症していないだけなのかもしれませんが。
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