てことで、今日は郵政の話などしてみようかと。つっても最近の社長人事がどうだとか、総務大臣がああだとか、ではなくて思いっきり私見的に。
まず、私から言わせればかんぽの宿がオリックスに一括売却されようがどうでもいいということです。
というか、そもそも郵政民営化に賛成か反対かを問われたとしても、もっと大事なことがあるのでそれが一番先じゃないだろう、と4年前にツッコミを入れました。
なぜなら、郵政事業で
国民が強制的に搾取されているものがないからです。
郵便貯金にしろ簡保保険にしろ、すべて任意。
預けるのも掛けるのもすべて自己責任。
やるやらないの選択肢があるので、要は貯金も保険もやってなければ一切の損害を被らない訳ですから、躍起になって目くじら立てるつもりはまったくありません。
まあ確かに郵便局が持つ国民資産は340兆とも言われますけど、使われたくなかったら今すぐ(簡保は支払期間によっては全然戻らないけど)解約すればいいだけの話。
事実、私は郵政の民営化が決まったときに貯金を解約しましたからね。これだけで被害を食い止められるのですから全然大した話じゃありません。
かんぽの宿の件のことを言えば「やりたかったらやれば」が本音です。
もっとも、2005年以前に私は、信用できるとある人から「郵政が民営化する時に郵便局に貯金か保険をかけているなら今すぐ解約した方がいい。でないと預金封鎖をかけられて引き出せなくなる」という情報を得ていたりしてたんです。
だいだい、任意預託で予算もそこまで多く配分されるわけでもない郵政よりもはるかに厚生労働省、国土交通省、財務省が三大害悪省庁でしょう。
厚生労働省は国民から強制的に社会保障費を徴収しながら、実際には社会保障に充てることなく自分たちの私用やかんぽの宿以上に無駄な箱モノ(=厚生年金会館等)を建設しておいて、しかも年金記録を国民のほぼ半数を紛失しておきながら将来の年金が足りないから徴収額アップなんてやってますし、
国土交通省だって毎年毎年年末、年度末になるとは無駄に掘って埋めるだけの工事しかやらないうえに誰も走らない高速道路を作っておいて、年間6兆も当てられながらこれまた予算が足りないからと言ってガソリン税と消費税の二重徴収も放置して、しかも『ガソリン暫定税』を廃止する気すらないし、
財務省に至っては、まず歳出削減が先だろうに、それにはまったく手を付けず、増税増税を繰り返すだけですからね。
ちなみに衆院選で民主党を始めとした野党が政権奪取に成功すれば、この三大害悪省に確実にメスが入ります。
もっとも、メスを入れないことにはこれからもこの三大悪省に国民の財産がカラスのように意地汚く狙われるのですが。
要するに優先順位が全く違っていて、国民が気づかなきゃいけないんだけど、本当に改革する必要があるのは上記三省であって、郵政じゃなかった訳です。本当は2005年に気づいてほしかったんですけど、実のところ、未だにまだ国民の大半は気づいていない気がしてならないんですよね……
自分たちが払っている税金や社会保険なのに、
それも生活費を削られてまで払っているものなのに何で使われ方に関心がないんだろうか……天引き方針が感覚を麻痺させてしまっているのかなぁ……もうちょっと給料明細を見た方がいいのに……見れば総支給に対して相当引かれている現実が分かるのに……
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