忍者ブログ
のんびりまったり続くといいな♪ 管理人の日常生活と独り言を 聞いてくださると言う心優しい方、 大歓迎☆
Admin | Write | Comment
カテゴリー
アーカイブ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

野球といえば世界ではマイナーでも日本ではほとんど国技に近いくらい有名で人気があるスポーツです。
ゆえに最近のプロ野球の日本人選手たちは、頂点を極めんがため、目標を日本最高峰からよりレベルの高いアメリカメジャーリーグを目指す時代になったわけで、そんな中、今日、一人の日本人が野球の最高峰リーグにおける頂点を決める決戦において、ワールドシリーズという野球界で最も華やかな大舞台において、誰よりも光を放っていました。
それはもちろん、石川県が生んだ英雄・松井秀喜その人であり、105年の歴史を誇る由緒あるシリーズにおいて日本人として初めてMVP=Most Valuable Player(もっとも価値のある選手)に選ばれたのであります。


今年のワールドシリーズで松井が光を放ち始めたのは第2戦から。
第1戦を落とし、負けられない第2戦も息詰まる熱戦の中、決勝本塁打を放ったのを皮切りに、第3戦でも本塁打を放ち、
今日、優勝を決めた第6戦では、2回に先制本塁打。

1点差に詰め寄られた直後の3回に突き放すタイムリー二塁打。

さらに5回にもダメ押しの2点タイムリーヒット。

というわけで、終わってみれば4打数3安打6打点。
ヤンキースの総得点が7点だったから実に6点が松井のバットによって叩き出されているわけで、シリーズ通算でも6試合13打数8安打3本塁打8打点とチーム最高の成績を達成し、第2戦と第6戦で2試合も(今は違う言い方だったかもしれないけど)勝利打点を挙げており、4勝勝ち抜けだけに、内2勝、しかも優勝を決める試合でも誰よりも勝負強さを発揮した松井以外にMVPは考えられるはずもなく、世界最高峰の舞台で、アメリカメジャーリグの頂点として選ばれたのであります。

私は石川県民として日本人として、これは日本国民全員が誇りにしていいことだと思います。
確かに春先のWBCで日本は世界一に輝いたわけですが、これを高く評価するのは実は日本国内だけのことで、開催地アメリカですらWBCはオープン戦の延長としてしか見られておらず、このワールドシリーズがWBC以上の価値をもって野球先進国では捉えられているのですから、そんな大会で日本人が押しも押されず最高峰の選手として選ばれたのでございますから松井秀喜は日本の代表であり、誇りであると言えるのです。


もっとも、残念ながら十年も経たない内に、記憶の選手よりも記録の選手が重宝されるのは至仕方ないことで、例えイチローが現役引退までに一度もワールドシリーズチャンピオンになれなかったとしても後世では松井よりもイチローの方が持て囃されることでしょう。それは日本国内で証明されていて、日本ではどんなに長嶋茂雄氏が有名だろうと、一たびメジャーの世界に行ってしまえば『世界の本塁打王』王貞治氏の方が遥かに価値をもって伝説となっているのであります。
だからこそ、今この一瞬とは言え、メジャーリーガーの誰よりも輝きを放っている今日の松井を日本人は心に留めておくべきで、これからもメジャーリーグが続いていくとしても、日本人がMVPを獲る可能性というものはどれだけあるでしょうか。
現に日本人選手でチームの中心として働いているのは松井とイチローの二人だけであり、さらにワールドシリーズに進出する可能性があったのは松井だけだったんです。
松坂にもしかしたら少し可能性があるかもしれませんが、それでもワールドシリーズまでの道のりは本当に険しく、162試合で地区優勝を勝ち取り、リーグ優勝決定戦にコマを進めて、さらにそれに勝って初めてワールドシリーズに進出するという日本の3位までに入っていれば日本一の可能性がある、などという生ぬるいものではないのであります。それだけ球団が多いということであり、またスター選手もその分大勢いるということですから如何に松井、イチロー、松坂が凄かろうと、そのメンバーに埋もれてしまうのはどうしようもないことなのです。
それでも松井は今日、今シーズンだけとはいえ、誰よりも最高峰の選手として君臨したのです。だから日本人は松井秀喜を誇りに思って構わないと言えるのです。


来年はおそらく、残念ながらヤンキース残留の線は薄いことでしょう。
なぜなら、確かに今年の夏場からワールドシリーズにかけては凄かったけど、4年契約の内、2年は怪我で半分以下の出場に留まっただけにフロントの評価は、給料に見合っていないと思われても仕方ないわけで、ワールドシリーズMVPで帳尻合わせができるほど甘いものではない、ということ自体は認めなくてはなりません。
来シーズンはどのチームに居るのかわかりません。ですが今年の夏場からワールドシリーズにかけての松井の輝きは他球団にとってまだまだ戦力になることを知らしめたことだけは確かなんで、日本に戻るのではなく、まだ向こうで頑張ってほしい気持ちが強いです。
というのもメジャーリーグで、『長打力』で勝負できる唯一の日本人メジャーリーガーは松井秀喜ただ一人だから。岩村や松井稼頭夫、福留は飛ぶボールの恩恵を受けていたから長打力が向こうでは並み以下だから。
だからこそ、40本塁打と本塁打王争いができる可能性がある内は、まだメジャーリーグでやってほしいのです。
衰えたからと言って日本に戻る必要はありません。それなら日本プロ野球ではなくプロ野球独立リーグ・石川ミリオンスターズで後世の育成に来てほしいと願うのは郷土出身選手故の高望みでしょうか。(笑)
PR
Trackback
トラックバックURL:
<< BACK  | HOME |   NEXT >>
Copyright ©  -- 平々凡々徒然日常記録 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Material by White Board
忍者ブログ  /  [PR]