ついに今日発売のビッグコミックオリジナルであぶさんこと景浦安武が37年の現役生活にピリオドを打ちました。
集大成ということで、最後の打席等はさらっと流されてましたけど引退セレモニーから先はカラーでビッグコミックオリジナルの敬意が評されていたことはさすがは37年という長期連載を続けてこられた水島新二先生への感謝の表れでしょう。
でも37年もの間、現役を続けたきた景浦安武の引退ストーリーにしてはなんとなく拍子抜けしたかな?
という感は否めませんでした。
最後の対戦相手がバファローズの金子投手だったことが、拍子抜け感を強く抱いてしまったことは否めませんでした。オリックスバファローズからはないだろうと思ってたんですけどね。
なんせ2004年に全国のプロ野球ファンを激怒させた球団で、それも安武の息子・景虎を、現実では絶対にあり得ないエースをトレード移籍させてまで先生自身が嫌ったはずの球団でしたからね。
まあ、このお話に関して言えば引退セレモニーをしめやかに飾るという意味で、さっくり流せてしかも引き立て役にしかならないバファローズを選んだのかもしれませんが、それでしたらバファローズじゃなくてライオンズなり二回連続でもいいからファイターズなりを対戦相手にして、二回に分けて今回は最後の打席を対涌井か対ダルビッシュでクローズアップ、次回は引退セレモニーという形にしてほしかったんですけど、そのあたりはもう水島先生自身ができなくなってしまったということなのでしょうか。三年連続(だったかな?)三冠王のときはもっとハラハラして、運命の一球を次回にまわした揚句、解りきったホームランじゃなくてライン上に飛んだ微妙な打球で達成させましたからね。
あれくらいのドキドキが欲しかったんですけど先生も齢七十ですから仕方がないのかもしれません。
ましてや週刊少年チャンピオンで『ドカベン』をやってますから。
んで、水島先生ってあんまり最終回が上手じゃありませんしね。(^^;)
『あぶさん』はまだ最終回ってわけじゃないですけど、過去の作品でも水島先生の最終回で感動したお話って実は一つもなくって、「あれ? これで終わり?」っていつも思ってたのも確かです。
連載はまだ続くようですけどエピローグなのか、それとも主人公を景虎に代えるのかはまだ何とも言えませんが、先生もあまり無理しないでこれからも先生は死ぬまで現役を通される可能性が高いですから頑張ってほしいです。
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