今月も頑張りました。
たぶん、ブログを付けてから初めてだと思うんだけど、一ヶ月休みなしの完走を達成しましたよ。
どうでもいい話から時事ネタ、政治ネタなんだけど何の裏付けもないんで独断と偏見だけで書かれている感想を中心に本当に頑張りました。
これでサイトを更新できていればもっと良かったんだけど、結局は別館に贈り物SSを2点展示しただけになってしまいましたね。7月8月は本館の方で時候挨拶イラストがあるんで必ず、2点の新作は上がるでしょうけど別館はどうなるでしょうか。(ヲイ)
さて、そんな取りとめのない挨拶はこれくらいにしまして、今日はマンガオタクらしい話など。
というのも私は今、大変、毎週待ち遠しくなってしまうくらい楽しみにしている作品がございます。
それは集英社『プレイボーイ』で絶賛連載中の『キン肉マンⅡ世』。
1980年代にダントツで一世を風靡した超人プロレスマンガ『キン肉マン』の次世代モノで、当時、この『キン肉マン』をきっかけにプロレスブームが巻き起こったとも言われております。心当たりのある今は三十代になった方は多いのではないでしょうか。
私もしばらくはプロレス見ていたのですが、あまりにショー的要素が強すぎてすぐに離れてしまいましたが。(ヲイ)
で、何でその次世代版『キン肉マンⅡ世』に心躍らせているのかと言いますと、なんとなんと旧主人公・キン肉マンVS新主人公・キン肉マンⅡ世の対決が始まったからです。しかも今週からは何の憂いもない真剣勝負。
どちらが勝つかはだいたいの見当はついてますけど、この『夢の対決』が『公式』で見られるなんて思ったこともありませんでした。
そもそも『夢の対決』というものはゲームやパロディ、二次創作の世界のものであって公式には実現不可能のものです。だって主人公同士ですよ。作者は両方に愛着があって当然です。どちらが勝つにせよ、できればどちらかが負ける姿なんて書きたくないでしょうし、新旧主人公を活躍させたいから長くなるのは目に見えています。でもそれでいい。ファンだって一話でも長く『夢の対決』を堪能したいのですから。
そしてこれは旧主人公から新主人公へのバトンタッチの意味も込められていますからね。
本当に新主人公が、絶大な人気を誇った旧主人公を引き継げるかどうか、ファンが納得して新主人公を容認する対決でもあるのです。
となれば、もちろん陳腐な展開にはできないし、作者も必死に考えて今まで以上に魂のこもった作品にしなければならず、だからこそ、面白さが生まれるのです。
これで失敗したのはおそらく鳥山明先生なのかもしれません。
『ドラゴンボール』において、鳥山先生は孫悟空からその息子・孫悟飯にバトンタッチさせようとした時期はあったのですが、結局はそれができませんでした。孫悟空VS孫悟飯を実現させなかったからできなかったのでしょう。
別の方法で、新旧主人公を上手く継承させていたのは荒木飛呂彦先生ですね。『ジョジョの奇妙な冒険』は新旧主人公を協力させた上で、旧主人公たちをフェーズアウトさせていき、ファンは新主人公にいつの間にか愛着を持たされていました。
随分時間が経ってからの次世代版ですけど、それでもファンは旧世代にも愛着を持っているから見るんです。つまり次世代は旧世代を乗り越えなければならず直接対決なしで乗り越えるところを見せられるわけがないんだけど、現実的には(時間的に)そんなことは不可能でファンも半ばあきらめていたことでもありました。
同じように無かった新旧主人公対決は『リングにかけろ』の高嶺竜次VS剣崎麟童、『銀河―流れ星銀―』の銀VSウィード、でしょうか。(他にもあったら教えて♪)
おそらくですけど、この作品のファンの人たちは新旧主人公対決という夢のイベントを思い描きながら、それでも果たされないことだと割り切っていたかもしれません。
しかし『キン肉マン』は、誰もが願ってやまなかった対決を実現させてくれました。
これは大袈裟じゃなくて漫画界の革命かと思います。だって本当に今までなかったことなんですから。
結果は勿論見えています。ですがどのような決着になるのか、それと同時にできるなら終わってほしくない、というなんとも贅沢な思いを持っているファンは多いのではないでしょうか。
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