元々PC98時代に18禁、いわゆるエロゲとしてリリースされた『EVE burst error』なんだけど、その壮大なストーリーがエロゲの枠に収めるには余りに勿体なさ過ぎるということで、セガサターンに移植された時は多少のサービスカット程度のエロスは残ったものの、ほぼ健全なサスペンスアドベンチャーに生まれ変わり、ユーザーが爆発的に増加した結果、Lost One、ZERO、TFAとシリーズを重ね、burst errorは2002年にPS2版として完全リニューアルで三度目となるリリース。その後2006年にNew Generationという、それまでのEVE(=仮想国エルディア絡みの事件)とは一線を画した、しかし、burst errorに次ぐ好評を得たものも出たという、とんでもないゲームがあって、それがこの度、burst errorがタイトルをburst error-EVE the 1stとして四度目のリリースを迎えるそうだ。
詳しくは
こちらむろん、こういう紹介をするということは私もどっぷりハマったゲームだったことを証明しているし、私自身のHNもEVEシリーズの主人公・天城小次郎から苗字を拝借しているものだから、EVEに対する思い入れはむちゃくちゃ強い。全盛期はゲームはもちろん、公式ガイドブックにラノベ、コミックも集めたほどで、買わなかったのはサントラCDだけじゃないかと思う。フィギア他小物グッズは知らんけど。(ヲイ)
ちなみにエロゲとしてのEVEには興味がない。だからADAM、New Generation X、burst error PLUSのPC版は華麗にスルーした。いやマジで。
というのもこのゲーム、絶対にエッチシーンはない方が断然いいのである。
ついでに言うなら、知っている人は知っているんだけど元々はエロゲの『悦楽の学園』(だったかな?)の続編のはずだったんだけど、EVEシリーズの主人公二人のあまりの強烈な個性が完全に前作の主人公を脇役に追いやってしまったという逸話がある。と言っても『悦楽の学園』の主人公(=メインヒロイン)たる氷室恭子は全シリーズを通じて登場しているし、バイプレイヤーとしてかなりおいしい立ち回りを演じている。しかもプレイヤーの人気も高いのだ。
さて、氷室恭子の名前を出したところで、今回の新しいburst errorについてなんだけど、
キャラデザが随分と今風のアニメ調になってたことに、特に天城小次郎の目が見えていることに、かなり度肝を抜かれて、大人のゲームからどこかティーンエイジ狙いのゲームになった感じがした。ついでに声優陣も一新されている。
注目はもちろん、主人公・天城小次郎なんだけど、何と声が杉田智和さんになった。ハルヒサイドでの別館繋がりの人がこの人を知らないとは言わせない。何とも不思議な感じがしてならないんだけど、はたして私のような子安さんの声で天城小次郎を見てきたユーザーには今回の天城小次郎はどう映るのだろうか。キョンの性格を演じられているんで天城小次郎役はハマるとは思うけど、はてさて子安さんと杉田さん、どっちが天城小次郎により近いだろうか。
んで、追加新キャラ以外はキャラ設定はほとんど変わりなかったんだけど、ただ一人、設定の根底を完全に覆したキャラがいた。
さっきも名前を出したけど、氷室恭子の設定だ。
まるっきり正反対になっている。年齢、ボディーライン、性格、そのすべてが正反対で、唯一、残された共通点はハッキング技術だけなのである。
これはちょっと待てと言いたくなったんだけど、ただ小次郎の声が杉田智和さんなだけに居てもいいかなとも思ってしまったのは、今回の氷室恭子の設定が、宣伝を見る限り、あまりに長門有希とそっくりだからである。キャラデザ自体もポニーテールにした長門有希、と言っても過言ではないし、これで声が茅原実里さんだったら完璧だったんだけど、それは言うまい。もうちょっと正確に言うなら原作の長門有希よりも『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』の長門有希に近いかもしれない。
もっともこれはやってみないと何とも言えない。
今回、追加ストーリーもあるということで結構欲しいと思っている。
問題は私がPSPを持っていないことだから、マジで購入しようかと検討中。
……中古で安いのがなかろうか……
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