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朝、何気なくVoiceの論調を読んでいたら、とんでもない馬鹿に出くわした。


来るべき失業率7%時代


感想として第一に思ったのは「お前はいったい何を偉そうに語っているんだ」である。
否定とか辛辣ならともかく、この文章の大半は自分の世界に籠っている馬鹿が知能指数が高そうなところだけを見せびらかしているだけに過ぎない内容である。

これだけですべてが解るようなもので冒頭からして間違っている。
――――巷ではそれほどの悲観論は聞かれない。アメリカの9.5%を筆頭に、他の先進国は軒並み10%近い水準の失業率だ。それに比べれば「日本はまだまだ余裕がある」と思っている人は少なくないようだ。
こんなこと誰も思っちゃいない。今の世の中、インターネット普及率が75%超の時代でマスコミや厚労省発表の数字なんて誰も信じていないし、日本の失業率はとっくに10%越えしていることに、誰しもがおぼろげながら気付いている。勝手に決め付けるなと言いたい。悲観論が聞かれていないなら国の景気はここまで落ち込まないのである。そんなことも知らないで言っているのか? この人は。
感じていない国民が居るとすればそいつはニートか専業主婦か年金生活者くらいだ。
勤めに出ている人たちは勿論、経営者、パート、バイト、派遣社員、そして学生ですら今の世の中の厳しさは肌で実感しているんだ。
いったい、どこで聞いた話を言っているんだ?、と、この城繁幸という人物に率直に思う。


さらに謎なのはこの人の肩書がjoe’s Laboとかいう会社の代表取締役であるということである。
もっとも社長=社員1人の個人経営で従業員を雇っているとは思えないけどな。
でなければ雇用破壊するような文章を経営者がここまで見事に書き綴らないことだろう。
雇用調整助成金に関して言えば、私も否定的な方だが、だからと言ってまっとうに働いている人間に対して若者の負担を増加させるものだという論調は如何なものか。
国の財政悪化の最大の理由をまるで解っちゃいない。雇用や社会保障とは全く別のところで悪化させたことに全然触れていない。
だからこそ、あたかも労働者を全否定するような文章にしかならないのだろう。
おそらく、この人は超氷河期に就職できたかどうかは分からんし、仮にできたとしても職を転々としたのではなかろうか、とか思う。
経営者は雇用者を守る義務があり、雇用者は経営者のために働く義理がある。
経営者と労働者、どちらかの存在が強くなればその企業は間違いなく破綻する。経営者の権力を強くすれば労働者は意欲を無くすし、労働者の権利が強くなれば企業財産は破綻の道を辿る。
要はそのバランスが大事であって、一方的にどちらかを否定するなんてのは、それこそ資本主義社会ではあり得ないのである。
だからこそ、経営者の立場のみで労働者を完全否定するような文章を平然と書き綴るこの人はいったい何なのか、とか思う。


少なくとも、彼らは税金でGMの従業員の給料を補填したりはしなかった。このままいけば10年後、指をさされて笑い物になっているのは、間違いなく日本のほうだ。
そもそも雇用調整助成金はあくまで一時凌ぎにすぎない。それさえも分かっていないのだからこいつの考え方の方が笑ってしまう。確かに雇用調整助成金が支給されている間に景気が回復するかどうかは怪しいものだが、雇用を守ることが大前提にあることに気づいていない。雇用を守ることによって労働者は経営者に恩義を感じる。
そして日本の技術力は世界一なのだから、働く意欲が芽生えればおつりがくるくらいの新産業開発や技術革新を生み出せる力が日本人にあることを日本人でありながら解っちゃいない。
こういうのを頭でっかち机上の空論とでも言おうか。
ちなみに景気が回復すれば税収は増えるのである。こんな当たり前のことが何故抜け落ちているのだろうか。
だいたいこの人は日本の文化と高度成長がどうやって為されたかを全く理解していない。時代にそぐわない、というのは実に便利な言葉だとは思うが、だからと言って全否定して0から新しいものを作る必要はない。古き良き習慣の中にも現代に通じるものは多々あるし、それを活用して新しいものを作るというのは大事なことだと思う。それが『文化』なのだから。
労働力の流動化は悪いことではないが、それを根性のない奴の転職とごっちゃにしてもらっては困る。
おそらくこの人の言いたいのは日本国民総個人事業者なのだろうが、それは不可能だ。
十人十色人それぞれで、個人でやっていける者もいれば、企業の中で活かせる才能もある。人に使われることによって家族を大切にする者もいるし、企業が資金提供をするから、その中で思い切った新産業開発に没頭できるという面もある。それが分かっていないからこんな馬鹿げた文章を平気で書くのだろう。


どうも団塊Jr世代の人であるようだが、視野があまりに狭い。
私もそんなに広い方ではないが、ここまで狭くない。
もうちょっと社会に揉まれたらどうかと思うほど、世間知らずが描いている文章に見えて他ならない。


不況だから改革しなくてよいというロジックは、現実を見れば成立しないことは明らかだろう。90年代、雇用改革を怠った結果生まれた“氷河期世代”は、少子化や高齢フリーター問題など、いまに至るさまざまな問題を生み出している。
この辺りはもう見るに耐えないほど、こいつの方が解っちゃいない。
雇用改革が行われたことを知らないのだから無学もいいところだ。要は日本の場合、儲け一辺倒で労働者を道具としか見ていない悪辣経営者が増大したことを知らないのだ。経営者に都合のいい雇用改革がおこなわれたから現在のような非正規社員問題を生み出したのである。そして、これは私も今になってかなり反省していることなのだが団塊Jr世代より下の世代は横のつながりのみを重視し、社会貢献という付き合いを煩わしく思ってしまっている世代でもあるのだ。
一度、社労士と話をしてみるといい。そうすれば雇用改革は行われたがそれは雇用改悪でしかなかったことを理解できるはずだ。


痛みという言葉を口にすれば、有権者の支持を失うかもしれない。だが、それを踏まえたうえでビジョンを説くのが真のリーダーであるはずだ。30代の1人としては与野党問わず、真のリーダーの出現を祈るばかりだ。
結びが一番、お粗末である。
この人はどうだか知らないが、大多数の国民は小泉政権以後、ずっと痛みに耐えてきて、しかし、今後も痛みだけを強いられることを理解したから自民党を見限ったのである。
そして鳩山首相が温室効果ガス25%削減を目標にしたことで、新産業開発の道筋を立てたことも理解していない。
私は『今』が一番大事だと常に思っている。しかし、この人の考え方は『今』を破壊して新しく作り出すことを前提としているようだが、それはあり得ない。
『今』がなくなっては『未来』はないのだから。
いつもありがとうございます☆ 新作掲載は来月入れば少しはできるかも、という状況になりつつありますよ♪
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