本日販売の『週刊少年サンデー』をもって、二次創作サイト『別館』の原作であります『犬夜叉』が最終回を迎えました。
12年間全558話、高橋留美子先生お疲れ様でした。
なお、先週も言いましたようにネタバレはやりません。リアルタイム派の方は当然知っておいででしょうし、コミックス派の方にとっては最終回はなんと2009年1月!
ですからここでは最終回がどんなお話だったかは割愛させていただきます。
まあ感想を述べるなら――――
ん~~~ちと私的には感動に欠けたと言っておきましょう。
なんたって劇的なシーンが一つもありませんでしたからね。流れのまま起伏もないままに終わってしまった感がありまして、これが12年間の集大成!?
と、高橋留美子先生に対して結構失礼な感想を抱いてしまいましたからね。
正直申し上げまして、私はともかく、二次創作でエンディングを考えた方は結構おられましたがそっちの方が感動的なものが多いですよ。どうしちゃったの? 高橋留美子先生。
『うる星やつら』のあの感動的なエンディングを作り出した方が何でこれだったの?
という印象でございます。
まあ多少悪く書いておけば、まだ最終回を見ていないファンの方は少しは感動できるのではないかと。
それにしても12年間の中で徐々に徐々に勢いとシリアス感が失せていって最終的にはなんかもう惰性でやってた感があったのが残念でした。
やっぱ(正確には違うかもしれませんが)ラスボスを序盤で決めてしまっていたのは結構辛かったようです。確か単行本8巻だったかな?
それからはもう、ラスボスが出てきては少しバトルって逃走という繰り返し。
もちろん、いいお話もたくさんあったんですよ。私の印象に残っているのは18巻、38巻、47巻に収録されている3つのお話ですね。どんなお話かは単行本を持っている方であれば想像できるかと。ただし47巻のお話は、おそらくこの日記を読んでいただいている方の中でかつ47巻を知っている人であれば誤解のないように言っておきますけどたぶん想像したお話の一話前の話です。
残念なことに私的には今回の最終回は上記単行本収録3話を超えるものとはなっていませんでした。
それに伏線は何一つ回収されないまま進み、まあ他の分は、ちっとも良くないんですけどいいとしまして、それでもすっげえ重要な伏線でヒロインがとあるお話のラスト、モノローグで語りました「わたしはこのとき、二つの世界の内のどちらかを選ぶ時が来ることになるとは~」という、このセリフの回収らしい回収と思えるシーンがなかったことが最終回の感動を奪い去ってしまったのかと思いましたよ。まあ最終回でそれっぽい展開が無かったとは言いませんけど、なんつうか……どっちの世界を選んでもいいんだけど求めていたのはこれじゃない! って回収の仕方でしたからね。
ううん……やっぱ惰性でやってたのかな?
という感が否めませんでした。
何はともあれ、高橋留美子先生ご苦労さまでした。
たぶん、慣れないバトルアクションというジャンルに挑戦された気概は大したものだと思います。
次回作が今度はいつになるか分かりませんが、その時もまた愛読させていただきます。
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