ローカル紙とは言え、県で一番発行部数の多い新聞なんだから、もっとちゃんとメディア活動してもらいたいと思うのが、地元の北國新聞でございます。
昨日はちょっと読む暇なかったんで、知らないんですけど、一昨日にしろ、今日にしろ、政治記事はあまりに隔たり過ぎてて読んでいて嫌になる。
一昨日はダービーで馬鹿な観客の声援にご満悦とか言う阿呆の記事をカラー写真で載せててそんなことよりももっと大事なことがあるだろう、とツッコミたくなりましたし、今日は今日でわざわざ業界関係者の話と表現して「野党は政局にしてもらいたく」とか書いてますからね。
アホかと言いたい。
政局にしているのはどう見たって現政府与党で、世界一斉不況をそれこそ人気取りに使おうと、天下り先への無駄遣い予算を馬鹿みたいに巨額で建てて、国民には天下の愚策、定額給付金や(付けると喜ぶのは胡散臭い公団である)ETC車で休日のみの高速1000円割引くらいしかなく、それさえも効果はほとんどなかったのである。まあGW中の観光客は増えたらしいけど、それが景気浮揚だって言ってるなら本当の馬鹿である。それ以後はどうなった?
だいたい、世界一斉大不況に陥ったなら、選挙やって、民意を得た政権が腰を据えて対策をやるべきであって、任期まで一年を切ったような、何をしようがその場しのぎしかできない暫定政権が手掛けていいことじゃない。おかげで日本が一番深刻な打撃を受けてるじゃないか。震源地のアメリカよりもGDPが悪化するなんてどういうことだよ。
そもそも景気悪化時の対策は『減税』して恒常的に消費を促すように持っていかなきゃいかんのにそれを無視する国なんて日本だけなんだよね。
所得税、消費税、ガソリン暫定税といった、大多数の国民が恩恵を受けられる減税策がそこにありながら、こんな状況でも自分たちの利権確保にしか走れない政権なんていらない。
そう言えば、大学時代のゼミの教授が「日本政府の景気対策は一度も成功した試しがない」って言ってたけど、正にその通りの現実が今、降りかかってるし。
同じ系列の新聞でお隣に富山新聞ってのがあるらしいんですけど、あっちはなんと言っても国民新党代表の綿貫氏が牛耳ってる県ですから、やっぱ論調は違うのでしょうか。
一度見てみたい気もする。
そんな腐りきったメディアの中、今、本当にメディアとしての責務を果たしているように見える新聞社は実は存在するのである。
何でそこまで強気になれるのか分からないのは確かなんだけど、中日新聞(首都圏では東京新聞)がとっても頑張っている。
つい先日もアメリカの核持ち込みの密約を他の新聞社は一切報じなかった中、ただ一社、報道したし、政治記事も与党野党に裂く割合は似たようなもので、双方の出す法案、姿勢に対してもちゃんと是非論調もしている。ちょっと非難論っぽいところはあるんだけどそれでも偏向報道するよりははるかにマシと言えるでしょう。
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