今日も(読売、産経、日経、北國といった自民党広報誌の)新聞誌上では民主党パッシングの嵐が吹き荒れていて、毎日がそれに乗っかる形で追随していますけど、よくもまあ飽きないもんだ、と少し呆れ始めました。
もしかして来年夏の参院選までやるつもりなのだろうか?
そんな中、実のところ、今さらになって気づいたんですけど、民主党の反応がまったくそんな記事を意に介していないような腰が座った感じがするようになったんですよね。
3月の西松問題じゃ前原、仙谷、小宮山洋子を始め、内輪から小沢代表の退陣を求めるような立場を弁えないボンクラどもがいましたけど、そんなボンクラどもも含めて今の民主党は実に泰然自若に映ります。
6月から始まった鳩山次期総理大臣の献金問題とか財源攻撃とか将来像提示とか安全保障攻撃など、かなりの集中砲火を自民党及び大手マスコミに仕掛けられて、選挙期間中もあれだけ大々的にネガティブキャンペーンを展開されていたというのに、まったく意に介さず、ともすれば「言いたければ言うがいい」という開き直りの境地に近い心意気で、泰然と民主党の、民主党としての政策主張を繰り広げておりました。
ひょっとして攻撃の耐性が付いたのか、それともこれが民意を背にした自信なのかは判断できませんが、本当に今は政策引き継ぎやマニフェスト実行のために強気に出ている気がしてなりません。
昔の民主党なら難癖を付けられれば、その挑発に乗って低レベルな言い争いに興じていたようでしょうけど、今の民主党にはそれを微塵も感じられなくて、そういう姿を見ていると、実に頼もしく見えます。
民主党は不安だが、と言って、自民党にお灸を据えるつもりで民主党に投票した人も数多くいたでしょうけど、新聞報道から見えてくる民主党の毅然とした態度を感じ取ることができれば、そう遠くない内に「民主党もなかなか頼りになるじゃないか」と考えを改める人が出てくるかもしれませんね。
地位が人を創る、とはよく言ったもので、今の民主党は与党としての自覚と責任を持ち始めた気概さえ感じます。
さて、そうなると大手マスコミ、まあ、産経のような低俗フィクション日刊紙は福沢諭吉に謝った方がいいくらい時が経てば廃刊に追い込まれるでしょうけど、少なくとも日本一の発行部数を誇る読売グループはそろそろ態度を改めた方がいいと思うんですよね。
今、民主党(とりわけ小沢一郎)がおとなしいというか不気味に沈黙しているのは来年夏の参院選を睨んでのことで、仮に来夏、参院でも民主党が単独過半数を握れば、今度は怒涛の反撃が始まり、民主党を叩いている報道機関を潰しにかかるのではないかと想像しております。
むろん、日本の憲法には『表現の自由』が保証されていますから、民主党を叩いちゃいけない、って法律なんか存在するはずがありませんので、どんなに好き勝手言っても構わないでしょうけど、そりゃ何にでも『限度』というものがあって、あからさまな中傷記事にまで『表現の自由』を認める必要はないでしょう。特に産経のように反民主党を鮮明に打ち出したような新聞に対しては。
私が想像するところ、広告税も視野に入れるのはもちろん、記者クラブは廃止するでしょうが、民主党パッシングを続ける読売、日テレの記者を見せしめに締め出す措置を取る可能性はあると思っています。
読売グループが「表現の自由の侵害だ」と言って来ようが「他の報道機関には大々的に公表しているんだから、それは当てはまらないし、別の報道機関から情報を得ればいいだけの話」と一蹴されてしまうことでしょう。
そうなると情報を得ることができない読売グループはねつ造記事に走らざる得ず、そんなもの、見る価値なんてありませんから、当然衰退の一途を辿ることは想像に難くありません。
栄華を謳歌した読売グループもまた自民党と同じく、盛者必衰の理の如く、次の衆院選挙では現在の産経新聞のような位置づけにされているかもしれませんね。
ま、もちろん私の想像ですから、どうなるかは分かりませんが。
だいたい、その前に来年夏の参院選で民主党が単独過半数を獲れる保証はどこにもないのですから。
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