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一昨日だっただろうか。
高速道路上限2000円について、小沢民主党幹事長が見直しを求めたのは。
以来、喜び勇んで日本の大手マスコミが鳩山首相に対して小沢幹事長か前原国交相か、などと書き連ねている。
むろん、こんなものは大嘘だ。
それは1月の石川議員のときの大妄言リークや生方氏のことでも明らかなように、小沢氏は一言も言っていないのに、勝手に言ったことにされているのだから、おそらくだが、小沢氏が言ったことというのは、植草氏が主張されていることが事実に一番近いのだろう。
とすれば、前原国交相は完全に物事の順番を間違えたとしか言いようがない。
言われたからってムキになって反論するんじゃなくて、一呼吸をおけばよかったのだ。
「検討します」と答えて、もう一度、検証してみて、それで「高速無料化への道筋もちゃんと立てられますので、これでいきます」と主張すればいいのに、頭から意固地になって、「現行案で行く」と答えるのはいただけない。
それにしても前原国交相は、自身の子供大臣振りが如何なく発揮されていることに本人は恥ずかしさを感じないのだろうか。
就任当初は凄く頑張っていたのに、今は全てが頓挫してしまっている。
八ツ場ダム、JALといった名を上げるチャンスを尽く潰してしまい、民主党公約に掲げてあったガソリン暫定税廃止を推し進めることもできなかった。
それで自己反省しているのかと思えば、すべてを周りの責任して、自分は悪くない、というまったくの子供の理論で最近ではヒステリックになっている。
そもそも鳩山首相が前原氏に国交相を命じたのは、前原氏失脚のためだろう。
鳩山氏がそう考えるのは当然だ。
自らが出資している民主党をわずか数ヶ月で解党寸前に追い込み、その窮地を救ってくれた小沢氏を嫉妬だけで目の敵にして散々楯突くような言動を繰り返してきたのだから。
それゆえ、民主党政権下では間違いなく冷や飯食いになるであろう国土交通省をやらせ、キレるのを待っていることは一目瞭然だと言うのに、まあ、さすがにそれには気づいていたとは思うし、見返してやろうという気概は持っていたようではあるが、完全に空回りしてしまったようだ。
ただ、前原氏は思い出してほしいんだけど、民主党は公約実現を四年かけてやるって言っていたんだから、そういう風に進めれば良かったのに、何を思ったか、焦って臨時国会から結果を出そうとしていたとしか見えない。臨時国会では何もできないのは仕方なかったのだ。なんせ初の与野党逆転。双方供に手探り状態。だから焦る必要はまったくなかった。本番である通常国会から見せ場を作れるよう、もって行けばよかったのだが、そのあたりが子供大臣と揶揄される所以か、目先までしか見えてなかったようである。
逆に、株を上げたのは同じく若手のホープと謳われた長妻昭厚労相だろう。
厚生労働省もはっきり言って難題が山積していた。年金記録に社会保障費削減問題、そして民主党公約として掲げていた子ども手当、公立高校無償化、派遣法といった国民救済法案の成立だ。それもこの公約実現は今年度からと工程に明記してあった。
そして、その困難なことを長妻厚労相はやり遂げたのだ。
法案成立は政府と与党の力と思っている人は多いと思うけど、立案や根回しは各省庁の仕事で、所轄大臣と副大臣、そして省庁の官僚を、うまく纏め上げないと法案提出すらままならないのである。それを長妻氏はうやり遂げたから公約を実現できたのだ。また、長妻厚労相は母子家庭加算復活、父子家庭加算成立、肝炎救済法に原爆や水俣病に関する和解と言った、旧政権下では達成できなかった弱者救済にも貢献し、医療費のアップも勝ち取った。
まあ、だからこそ大手マスコミは、高得点を叩き出しまくっている長妻大臣をまったく取り上げないんだが、如何に民主党の方針「コンクリートから人」という後押しを受けたとは言え、わずか半年でこれほどの実績を上げた長妻氏であるから、今、民主党で氏の評価は鰻登りなことだろう。

そこで私は考えた。
前原氏が嫉妬しているのは、小沢氏ではなく、好成績を収めている長妻氏に対してではないかと。
長妻氏も以前は反小沢グループの一員として見られていた時期はあったし、今でもたぶんそういうところはあるんだろうけど、前原氏は長妻氏を自分と同じ立場と見ていても不思議はないし、しかも自分はかりそめとは言え代表を務めた経験もあるから似たような歳の長妻氏をライバル視していたとしても不思議はない。
ところが現在、完全に水をあけられてしまった。
順調に得点を重ねる長妻氏に対して、自分は失点ばかりを重ねてしまっていることに逆恨みに近い感情を抱いているのだろう。だから、小沢氏の進言に耳を貸さないばかりか民主党政権失墜の切り込み隊長と化してしまっていることに気づいていない。
また前原氏は長妻氏のみならず岡田氏に対しても逆恨みしている可能性は高い。
岡田氏もまた、反小沢グループと言われているのに、自分とは違い、党内では評判が高い。人望もあるし外相としても記者会見のオープン化、核密約の公表、安保理での司会進行役という風に着々と点数を稼いでいる。ちなみに普天間は外交ではなく国防なので岡田氏の寄与する部分は限りなく小さいものだ。
要するに、前原氏は自分と同じ立場だと思っていた二人の功績が気に入らないのだ。この二人に対しては小沢氏が何も言ってこないことが腹立たしいのだ。
本来は自分のやり方のまずさが一番の理由だと言うのにそれに気づいていない証拠でもある。
そして今、一番の後ろ盾であったはずの渡部氏が軽率な発言をして党内で一気に求心力が下がってしまった。それも、もう立ち直ることはないだろうと思えるほどに。
枝野、仙石、野田程度を束ねたところで、衆参の多数議席は民主党の誰もが小沢氏の功績であることを理解しているから誰も付いてこないことは明白だ。
だからと言って、前原氏の嫉妬で民主党政権を潰すような真似は許されないのである。
前原氏が汚名を返上する方法はもちろんある。
それは、誰かをライバル視するのではなく、誰かをやっかむのではなく、国交相としての責務を果たすだけでいいのだ。
民主党が公約として掲げたガソリン暫定税の廃止、高速無料化を、焦らずに実現するだけでいいのである。
幸い、ガソリン暫定税については今、ガソリン代が急騰しているわけだから主張できるし、高速無料化は四年かけてやるものだ。
虚栄心という、つまらないプライドを捨てて、己の出世欲のためではなく、国民のための国交相として、これから実績を重ねてもらいたい。
前原氏は、岡田氏や長妻氏が小沢氏に対抗心を燃やしているのではなく、国民のためにどうすればいいかという情熱を燃やしていることに気づくべきである。
気づけないなら、これからは奈落の底に転がり落ちていくことだろう。
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