私が生息する地元・石川県には私が生まれる前からの構想がありまして、それが北陸新幹線着工でございます。
上越新幹線で富山まで来てますけど、をれを富山以西、そして新大阪まで繋ごうという話なのでございますが、最初にこの話が出てきたのは、実のところ、昭和40年、すなわち1965年でございます。
つまり、構想から44年!
んで、どれくらいできているのかと言いますと、さっぱりです。
線路は無いわ、新幹線用のプラットホームは作られていないわ、専用線路の着工もままならないわで一体全体本気でやる気があるのか、というのが地元住民の率直な意見で今では、
「まああってもいいけど今さらなぁ」
と言われるありさまでございます。
そりゃそうです。
構想40年で何も進んでいなけりゃ誰だってどうでもよくなる訳で、国が毎年予算を付けてくれてはいたんだけど、その予算はいったいどこに消えたのでしょうか。
(金沢以東は知らんけど)目に見える結果がないんですから、そう考えるのは当然で、一説によれば石川二区の大物代議士が、最近、急に有名になりました西松建設に垂れ流しているとか言われているようですけど、真偽のほどは定かじゃなくて、国が付ける予算ですから当然、血税が無駄に使われている一例に成り下がっております。それも40年以上に渡って無駄になってます。
んで、つい5月、どころか6月の中頃まで、ま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ったく、音沙汰がなかったというのに、どういう訳か、急に自民党石川支部が堰を切ったように言い出し始めまして、地元ローカル紙にして石川の政府広報誌・北國新聞も7月に入ってから急に取り上げるようになりました。
しかもなんだか2014年開通を目標に、という具体的な話をまとめに入っているそうです。
何でそんな大事な話を今の今まで県民に黙っていたんでしょうかね?
だいたい、いったいいつの間に煮詰まっていたんだか。
私は基本的に毎日、新聞を読むようにしてますから知ってますけど、本当に6月中旬くらいまでは『北陸新幹線』なんて単語を見た記憶がないんですけど。しかも週単位とか月単位なんかじゃなくて『年単位』で。
まあ、言い出した理由は想像に難くありませんけどね。
この北陸新幹線で甘い汁をすすってきた連中が、その悪事を白日の下に曝されるのを恐れたのでしょう。
いったいどれだけの無駄金が北陸新幹線に使われてきたのでしょうか。それも全国で集められた血税を、ですよ。
少なくとも北陸新幹線の話を出せば、石川県民が自民党に投票するだろう、と踏んだんでしょうね。特に石川一区の自民党衆議院議員・馳浩は今、現在、大苦戦中ですから。
私にはこの話がどう転ぶかはなんとも言えないんですけどね。
というのも石川一区ということは金沢のことですから。
確かに石川県には空港が二つあって、高速道路も走ってるし、関西方面には特急も運行していて、ついでに港もあるんですけど、こと『金沢から』になると空港は遠いですから利用しにくい面はありますから。
という風に全国でも長い間、構想はされていたんだけどダラダラして全然進める気の無かった公共工事が急に騒ぎ始めるかもしれません。
ううむ。有権者の意識が試されてるなぁ。(^^;)
おっと、ひとつ、本館の方のお知らせを。
昨日から本館にて暑中見舞いイラストフリー配布始めました。
2009年暑中見舞いイラストオタク趣味全開の構図になっていますけど、もしお気に召されましたら、右クリック→名前を付けて画像を保存する、でご自由にお持ち帰りください。
次回は残暑見舞い。8月お盆くらいまでには掲載したいところです。
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