最近の、民主党叩きの絶好の話題としては、八ッ場ダム中止をめぐって住民が意見交換会に欠席する意向を示しているらしいとのことだ。
ちなみにこのダムの建設予定地は群馬5区。
すなわち、小渕優子の地盤であり、今回の衆院選挙でも小渕優子が当選しているということで反民主党の巣窟と言っても過言ではない地区であるから、これならば当然反対意見が多いし、自民党広報誌(読売、産経、日経)も嬉々として叩けるというものである。
とすれば、前原国交省大臣は住民との意見交換会に出席する必要はなく、速やかに建設中止にしてしまえばいい。
要は、この住民グループも地元の住民ではあるのだろうが、その実、既得権益集団の一員であることは明白だからである。
だいたいダム建設に何故、だらだらと半世紀もかかっているのかを説明してもらいたい。国税を投じて本当に建設するほどのものなのかどうかを。もちろん反対側住民は少しも説明していないし、必要性にしたって根拠に乏しすぎる。本当にダムが必要とするならば、それ相応の水害が半世紀の間にないとおかしいはずだが、裏を返せば水害が無かったからこそ五十年も無駄に過ごしていると言えるのではなかろうか。
すなわち緊急性はまったくなく自民党と国交省が血税無駄遣いのためのものと断言してもいい。
そして、この推進グループの住民もまた、自分たちが国税を食い物にしているという自覚があるからこそ、建設中止反対をヒステリックに叫んでいるものと思われる。要は既得権益集団だ。
とどのつまり、
このダムの必然性はまったくないということになる。中止にして五十年もの間、垂れ流した血税を没収すればいいし、取り壊すならば税金ではなく小渕優子とその地域の住民と国交省の上役官僚に全額負担してもらえばいい。
ひょっとして国民が損害賠償を求めて八ッ場ダム建設予定地の群馬県吾妻郡のダム建設推進グループを提訴すれば勝てるのではなかろうか。(笑)
半世紀も遅々として進まなかったんだから横領だろ?
内情をよく見れば、建設中止反対派の住民の方に非があり過ぎることは明白で、こんな連中に気を遣う必要はまったくない。そもそも元々が小渕優子を利用して利益供与だけに走っている連中だから遠慮する必要もないだろう。
鳩山総理のコンクリートよりも人に税金を投入するという方針に従って八ッ場ダム建設を中止し、その分を母子家庭加算金や社会保障費、子供手当に充てればいいのだ。
前原国交大臣は、党のう方針に従って建設中止を断行すればいい。できないなら大臣を田中康夫新党日本代表に譲って離党するべきである。
私は
7月17日に書いたけど、地元にも似たような事例で40年も遅々として進まない北陸新幹線がある訳だが、結局は自民党の老舗血族や幹部が地域住民を血税で買収して、ともに利権を貪ることによって共犯に仕立てて長い間、遅々として進まなかった大型工事を今更になって言い出したにすぎないということである。なんせ北陸新幹線のことを言えば、周りは2014年操業開始なんて既得権益にまみれた連中以外は誰も知らなかったのである。いや、既得権益集団も今年の7月までは知らなかったはずだ。なぜなら元々完成させるつもりもなく、やるやる詐欺を続けて血税を貪ろうとしていただけだから。
それが自民党が没落したから完成させないと血税暴飲暴食がばれてしまうので焦って推進しなくてはならなくなったというのが真相だろう。
私の本音を言えば、このまま新潟県が新幹線の延長を容認しない姿勢を貫き通してほしいと思う。
地元の自民党広報誌・北國新聞は新潟県を今、叩いている。早く認可を出さないからだ。
要は北國新聞も新幹線利権にまみれているってことなのだろう。
だいたいいったいどこで「新幹線を推進してほしい」なんて言っているのだろうか。
少なくとも私は一度も聞いたことが無いし、たいていは「ああ、そう言えばそんなことしてたな」という反応が関の山なのである。
全国各地にどれだけ遅々として進まない大型公共工事があるのか知らないが、もし八ッ場ダムや北陸新幹線以外でそんな話が出て来たら、また少し調べてみようと思う。
おそらくは長期世襲か長年国会議員をやっている自民党議員の地盤で、その推進派地域住民もまた供に利権を貪ってきた連中ではなかろうか、とか思う。
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