私が生息するのは石川二区で、ここは森喜朗という自民党の重鎮が牛耳っていると言っても過言ではなく、選挙区内に存在するコマツ粟津工場、小松精練といった地元を先導する企業は勿論、その恩恵にあずかる下請け町工場(=主に鉄工所)、商工会議所といった有力どころはすべて森マンセーで、
これからの石川二区を背負って立つ団塊Jr世代や若い世代の将来をまるっきり考慮しない老害幹部クラスが犇めいていているからこそ、森喜朗の強固たる地盤と言われる所以であり、それは疑いようもない事実なんですが。(その中に前の職場の社長が含まれていているところがなんとも心苦しい……ーー;)
ところが残り三日になって、どうも情勢が変わってきたんじゃないかという噂をチラホラ耳にするようになって、正直言ってびっくりしております。
二週間ほど前に『週刊文春』が田中氏優勢、森氏苦戦と伝えていましたけど、何日か前、私は15000票差あるので田中氏が逆転することはなかなか難しいことを言いましたし、選挙が始まる前からも一貫して田中氏は善戦はしているのかもしれませんが、開票率0%での当選確実を、開票率何%での当選確実にできるくらいじゃないかと見ていたことも言いました。
しかしです。
当てになるかどうかは別にして、自民党広報誌であります読売、産経、地元のローカル紙・北國はともかく、現在、唯一メディアとしての良識を保っている中日新聞(こっちでは北陸中日新聞)は盛んに接戦を報道するようになりましたし、信憑性があるかどうかはともかく日刊ゲンダイも言い始めました。
さらにはこの人、ウチにも勝手にリンクを貼ってあります
永田町異聞さんまでもが憂慮しております。まあ、この人に関して言えば別に取材した訳じゃなくて単に新聞、雑誌を見ての感想なのでしょうから当てにはなりませんが。
ちなみに私にはこの報道は単なる煽りなのかそれとも真実なのかの区別は付いている訳じゃないので、答えは8月30日に明らかにされるんだけど、もし仮に本当に田中氏が森氏を追い詰めているとしたら、これは石川県をひっくり返す大事と見てもいいでしょう。
まあ普通に考えれば、自身も総理時代に低支持率で全国から白い目で見られた上に、担ぎ出す総理が次か次へと政権を放り出すボンクラで、やること為すこと石川二区のみならず国民の生活を破壊するような輩な訳ですから、既得権益集団以外に支持されるはずもなく、前回までは選択肢が無かったから仕方なく森氏に入れた人が多かっただけ(もっとも私は一度も森氏の名前も自民党の名前も書いたことはない)で、しかし今、本気で政権奪取を目指す民主党が現れた以上は、もう森氏に拘る必要がなくなった、ということなのかもしれません。
ただ勿論、それでも既得権益集団に縋らなきゃやっていけないと思い込んでいる輩もいるわけで、そんな連中は渋々、森氏に入れるでしょうし、そういう連中(=コマツや小松精練関連の業者)が多いことも確かな訳で、現状はどう考えても田中氏に不利であることは疑いようのないことかと思います。
ただし、逆転の芽が0って訳でもなくて、野々市町のように何のしがらみもなく自力で発展してきた地区は既得権益に媚びる必要が無いので自分自身の思いを素直に示せるでしょうし、小松市のように森氏推薦の市長候補を落選させる意志をはっきり見せる地区もありますし、加賀市のように多種多様の職種が集まっている地区であればさほど森氏支持が強い訳でもありませんし、皮肉にも2005年以後自公政権が非正規雇用者を増大させてしまったばっかりに、それこそ何のしがらみも持たない彼らが雇われている会社、それもずっと居るわけではない会社の言いなりになることなく自分の意志で投票できる現実もあると言えばあるのです。
後は、この地区を中心とした既得権益に媚びない有権者たちがどういう意志表示を見せるかによって、最近、報道されていることの真偽を確かめられることでしょう。
決戦の総選挙まであと三日――
今日は小松駅に鳩山由紀夫民主党代表が来ていて、その時の聴衆はこちら!

いかに今回の選挙が注目されているかがよく分かる一例でございます。
しかも時間は午後1時半ごろで、平日ですから動員かけたってこんなに集まらないですよ。
石川二区の小松市だけは本当に変化を求めているのかもしれません。追随してくれる地区が出てくれるといいんだけどなぁ……
ちなみに29日は石川二区のどこかに小沢一郎氏が来る予定だそうです。
うむ。もし時間が合うようであれば見に行ってみたい気もします。
近場でやんないかなぁ~~~
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