大手マスコミの民主党大ネガティブキャンペーンの効果が少しずつ表れているようで、
時事によれば内閣支持率は54.4%まで下がったそうだが、これは前にも言ったけど、この世論調査はまったく信頼性に欠けるもので、それは私自身が、世論調査の電話を取り身をもって知っている。だから信用する必要はまったくないと断言しておこう。そもそも新政権の効果は来年の通常国会以後に表れるものである。回答した2000人の内66.6%の人間は、いったい何を持って支持の基準にしているのだろうか。
というだけでも、この調査が如何に批評に値しないかを物語っている。
ちなみに旧政権の支持率が下がっただの上がっただの話のときも私はなんとも思わなかった。それは私が支持率の話をほとんどしないことから解ってもらえると嬉しい。
まあ、そんな信用に値しない調査はともかく、今日、私が注目したのはこの記事だった。
地球外生命体:地球外文明キャッチ?膨らむ期待 国内31カ所で観測実験 /高知(11月13日17時0分配信 毎日新聞)
ターゲットはカシオペア座付近北北東の空。国内31カ所の天文台や観測所が一斉に望遠鏡やアンテナを向けた。地球外文明から届く電波を多周波でキャッチする「SETI(地球外知的生命体探査)」観測実験が11、12の両日実施された。高知県内からは吾川木星電波観測所(仁淀川町下名野川)が参加し、研究者らが電波を観測する装置のモニターをチェックした。これほど大規模な観測は世界初という現場に立ち会った。【千脇康平】
◇データ集約、1カ月かけ分析
「子どものころ、宇宙人がいるかもと思っていた。今は学術的な『いるかもしれない』なんです」。11日午後7時ごろ、一人パソコンのキーボードをたたく観測メンバーで仁淀川町教育長の大野敏光さん(55)がつぶやいた。
廃校になった小学校を改修した宿泊施設「しもなの郷」内にある観測所。大野さんは、敷地内のアンテナ(高さ17メートル)を1時間ごとに正確な方向に動かすため方位と仰角をはじき出し、黒板に表を作成した。
観測は、兵庫県立西はりま天文台(同県佐用町)が中心となり、8施設がアンテナ、23施設が望遠鏡を使い午後9時から翌日午前0時まで電波を観測する。各観測所のデータを集約し、約1カ月かけ分析する。地球外文明からの可能性がある電波は過去に米国で観測されているが、確定には至っていないという。
午後8時過ぎ、観測のリーダー、高知高専電気情報工学科長の今井一雅教授(54)が、同科4年の生田はじめさん(18)と森本新之助さん(18)を引き連れ到着。電波をとらえる周波数解析装置に入る情報を、5分ごとにUSBメモリーへ保存する手順を確認する。午後9時、観測が始まった。
「スパン(間隔)が変わってる」。午後10時半ごろ、今井教授の目が装置の小さな画面にくぎ付けになった。拾った電波を示す色が不規則に変化している。「変動を追いかけないと」(今井教授)。今度は中央付近に縦に走る1本の白い線が出現。メンバーは「これは一体?」と首をひねる。装置はパソコンなど人工的な微弱電波もとらえるため、正体は不明という。「もしかしたら…」。データは1カ所に集められ、本当に宇宙からの電波かどうかなどが分析される。結果は約1カ月後。待ち遠しい。
午前0時、観測終了。学生2人は「よくよく考えたらすごいことをやっているのかも」。今井教授は「有意なデータが取れても、再現性がないと信じてもらえない。世界中でそのターゲットに向けた観測が始まるでしょう」と話していた。
11月13日朝刊なんとも夢のある話で、私も子供のころから生命体が地球上だけに存在しているものだなんて思ってなくて、いつか地球外生命体との邂逅を果たせたら、と今このときでも考えている。
よく宇宙からの侵略者だとかエイリアンが襲撃してくる話とかは、正直、げんなりしていた。
何でいつもいつも、宇宙からやってくる存在は地球にとって敵じゃなくてはならないのかと。
それゆえ、周りがどんなに熱狂していようともガンダムシリーズには興味がなかった。
逆に私は友好的な『宇宙人』の物語に惹かれていた。『うる星やつら』が顕著な例だ。私がるーみっくワールドに魅かれた原点でもある。もちろん、宇宙人の襲来が始まりなんだけど、それは単なる一発ネタでそれ以降は地球人と宇宙人が仲良く分け隔てなく暮らしている姿がよかったし、富樫先生の『レベルE』も宇宙人は侵略に来ているのではなく遊びに来ている設定がなんとも笑えた。
最近では『涼宮ハルヒの憂鬱』をよく見ているんだけど、このお話にも宇宙人設定のキャラクターが登場する。しかし目的は侵略ではなく、日常生活にも溶け込んでいるから見ていて心地よい。『ET』の自転車のシーンは何とも泣けてしまったほどだ。
マイナーなところでも、多少お色気モノではあるが『Dear’s』もしばらく集めていたし、『天地無用!魎皇鬼』の漫画版は全部見たと思う。
そしていつも思うのである。
自分の前にもこうやって、友好的な宇宙人が現れてくれないかと。
それは未知に対する好奇心と言ってもいい。
未知を恐怖と捉える人は多いと思う。正直に言えば私にもそういうところがある。
宇宙人と言っても友好的なのか敵対的なのかは正直判断できないことだろう。
それでも私は『敵対的』だったとしても宇宙人に出会いたい気持ちは、今でも子供の頃と変わらないまま持っている。
もちろん、今はもう分別が付くようになったから、昔のように無性に追いかけたりはしていない。待っていてもダメなことは分かっているんだけど、大人になった自分はふらりと目の前に宇宙人が現れることを願っているだけになってしまった。
と言っても、私は、前にも書いたけど夢なのか現実なのかの区別がつかない体験を、たった一度だけだけど、しているのである。
今でも鮮明に覚えている。
17歳の秋、10月頃の話。
真夜中、布団に縛られ身動きとれなくなった私は、何かに引っ張られて窓ガラスを突き破り、その頭上にまばゆい光を見た。記憶はここで一旦、途切れいている。
そして、この後に一つ、続きの記憶が残っている。私はまったく身動きが取れなくなっていて全身が汗でずぶ濡れになってもがいていた、という記憶が。
意識がはっきり戻った時は、なぜか私は隣の部屋の襖を開けた態勢だったのである。
この話を人にすれば、大半は「そりゃ夢だ。なんか悪い夢でも見ていたんじゃないか?」と一笑に伏されるだろう。
でも、私は今でもあれは夢じゃなかったと信じているし、信じたい気持ちを今でも失っていない。
いつの日か、あの日、私に曖昧な記憶だけを残して消えてしまった存在と再会できないか、と――――
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