私は別に自分が高尚な人間だとは思っていないし、絶対に正しいとも思っていない。
ただ、『真理』を見極める眼力は、「思い込みだろう」と言われようとも平均よりは上だと思っている。
それは2005年時の郵政選挙のときでも、郵政民営化の正体を3年前から見破っていたので自民党には票を入れなかったことで証明されているし、星野仙一が日本代表監督に就任するときどころか、タイガース監督に就任する前の2000年くらいのときから、監督としても人間としても失格者であり、ハリボテであることを見破っていたことでも自信を持って言えることである。星野仙一の偶像は2008年の北京でようやく剥がれ落ちたし、小泉が詐欺師であることは日本経済の破綻を持って少なくとも現役世代には知られるようになってきた。
ちょっとした娯楽的なことを言えば、『新連載』から目をつけた作品って、なぜかロングヒットになることが多かったりする。例を挙げるなら『ジョジョの奇妙な冒険』とか『聖闘士聖矢』とか『ハヤテのごとく!』とか『ミスター味っ子』とか。私が応援するプロ野球チームを変えるときは『未来を感じた』ときなんだけど、そのチームは必ず10年内に日本一になっていたりする。いやホント。
え? 信じられない?
そうは言っても、私が鷹党になったのは1991年のことで、この時期にどこの誰がホークスが強くなるなんて思うでしょうか? でも1999年に見事、日本一になりましたし、2003年にホークスが日本一になったと言うのに、その年の暮れに竜党に転身しました。その時点ですでにドラゴンズは日本一から12球団で一番遠ざかっていたし、これから衰退していくって世間では見られていたんですが、3年後の2007年に日本一に登りつめたのです。先見の明ってやつでしょうか。(笑)
しかし残念ながら日本国民は、大局を見失うどころか間違えるので、誤った歴史が繰り返されてきた一端がこの二人であることで証明されているというのに、ホント、いつまで経っても気付かないのは何故だろう?
今回は消費税増税に賛成している人が多いようで、しかも理由が『財源確保』で納得しているというのだから不勉強もいいところだ。いや、不勉強というより無学すぎる。
この理由を考えると、行き着く答えは日本国民というものは「木を見て森を見ず」人種、ということだった。
確かに消費税率だけを鑑みれば各国のそれよりは低いし、法人税にしたって同じ事が言える。二年前に騒ぎになったガソリン代もそうだ。
しかし、あくまで『その部分だけ』を見れば、の話に過ぎない。
要するに『周りとの兼ね合いを見て判断できない』のが日本人ということである。
消費税にしたって税率の高い各国は一律ではなく、昔の日本で言う物品税的なものだし、徴収目的は福祉の為であって、財政の為などと言う馬鹿な国は日本の他にはイギリスしかないし、そのイギリスでさえも物品税的なものなのである。
さらに言えば、税金とは消費税や法人税だけではない。日常的に搾取されているだけでも、(住民税を含む)所得税、固定資産税、自動車税、ガソリン税があり、案外、気付いていない人が多いのだが、健康保険や年金、労働保険に雇用保険だって国に納めている以上、税金と同類なんだ。
それらを合計すると、日本の収入に対する税負担の割合は世界中のどこよりも高い。
それなのに財政が逼迫しているというのはどうことなのかを少しは考えてみたらどうかと思う。何に使ったのか、本当にそれは必要だったのか、を自分で情報収集しないといつまで経っても事実すら見えてこないのだ。少なくとも事実に到達した上で、それでも財政検算課の為の消費税増税が納得できるとしたら、ドMか詐欺に気付いていないかのどちらかだと私は思う。
私だったら、消費税を上げる前に、元凶の自民党員と上級役職官僚の全財産を没収しろ、と主張する。
例えば、無駄遣いの一つとして、一番分かりやすいのは新年早々煩かった小沢氏の有りもしない5000万を調べるのに血税を20億を投じたことが挙げられるだろう。
これを容認している頭のボケた連中は自分たちの税金がムダに使われたと自覚していないのだから末期症状もいいところだし、こんなものは氷山の一角に過ぎない。
公共工事の名の元の無駄なハコモノ、道路作りにも何も言わないし、導入当時の消費税が社会福祉目的であるなら、何故社会保障費が削られなければならないのかの検証もしないし、管轄が財務省であることに何の疑問も抱いていないのだから本気で思考回路が存在しないんじゃないかとさえ思ってしまう。。
まあ新聞テレビしか情報源を知らず、それを真に受けているようなもうすぐ現役引退から上の世代の連中には何を言っても無駄かもしれんけどな。おかげで日本が疲弊しまくっているんだけど、それに気付かないんだから無自覚の加害者たちは百害あって一利なし。さすがは長年、自民党を支持してきただけあって同じ思考だ。迷惑千万とはこのことを言うのだろう。
と言うか、こういう連中こそ、選挙権を放棄して、これからの日本を現役世代に任せてもらいたいものである。
意訳すると、「しゃしゃり出てくるな、ボケ老人ども」ですが何か?
反論したければどうぞ。ただし、精神論じゃない実例をもって反論できるなら、ですがね。
新聞テレビ程度の情報源が実例と言うのであれば、今の現役世代には通用しない。それだけ現役世代は情報収集能力がはるか上を行っているからだ。先輩風を吹かしたかったら現役世代以上に物事を知っていなければならない。
言っておくが、知ったかぶりじゃないぞ。それだけ現役世代は団塊世代以上に物事を知っている。団塊世代が知っていることなんざ、日本の恥部に過ぎない悪しき慣習だけだ、と言っても過言ではないだろう。それを一般常識と勘違いしている輩はたくさんいるが、その『一般常識』とやらは、昔は通用したかもしれないが、今は日本を衰退させているだけになっていることにいい加減気付いてほしいところである。
と言うわけで、団塊世代は現役世代より無知であることを認めることから始めないと、現役世代が団塊世代の言葉に耳を傾けなくなったとしても団塊世代に文句を言う資格は無い。
それは自業自得だからだ。
7月11日に参議院議員選挙がある。
参院は要らないんじゃないかという人は多いけど、私は、参院は現時点では絶対に必要だと思っている。それは2009年8月30日までの横暴政権をギリギリのところで食い止められたのは参院の過半数を野党が握っていたからだからだし、管政権のボケっぷりを考慮すると、今の民主党政権(=民主、自民、みんなの党を合計するのも同じ意味)に参院過半数を与えるのは、はっきり言って怖いのでストッパーが必要だ。
日本における消費税は国民負担の押し付けであって何の恩恵も無い。それは散々言ってきたので今さら言うつもりも無い。
参議院選挙において私たち現役世代の国民は選挙権を放棄することなく、ボケ老人どもの一票を無に帰するよう行動しなければ、自分たちの未来がないことに気付かなければならないと思うのだがはたしてどうだろうか。
PR