今日、鳩山邦夫総務大臣が辞任しました。
まあこの人に関して言えば、私はあまり好きじゃないし、何で大臣やってるのか分からないくらい資質の無い人でしたからどうでもいいです。
何が理由かなんてのはまあどうでも良くて、どうせ本質は表に出てこないでしょうし、辞めたってことはもうどうにもなりませんからね。
何はともあれ、ひとつだけこれで決まったのはオリックスへのかんぽの宿一括売却のこと。
それも叩き売り。
かんぽの宿はその名が示す通りで、簡保保険に掛けている人の掛け金で造られている訳で、建設当時はいくらかかったか知んないけどたぶん売却額は10分の一以下というか100分の1以下か?
とどのつまり、これで仮にかんぽの宿が1兆で造られているとしたら9900億は消えたわけで、入院とか死亡とかの保険はまず支払われないだろうなぁ、とか思う。満期返戻も危ういかもね。いざ満期が来ても言葉巧みに延長を進められるんじゃないかな? ちなみに延長すると掛け金も上がるからね♡
簡保生命を掛けている人はもっと怒って鳩山総務大臣を後押しする必要があったんだけど、保険金、満期返戻金を減額されても文句言えませんからね。だって何もしないから総務大臣が追い詰められて辞めちゃったわけだし。
そもそも、この郵便貯金や簡保保険を持っている人なら2005年の選挙でちゃんと本質を見極めないと。
郵政民営化ってのは今回の一例が示す通りで、掛けている人たちの財産を勝手に外資に叩き売るためのものであって、民間のできることは民間に、なんてまったく違うんだよ。それに預けたのは国営だから安心して預けたんじゃないのかな? その安全を破壊したのが郵政民営化なんだけど本当に気付かなかったの? 自公政権に2/3をやった有権者は。
自分で買ったものを自分で下取りに出したり、投資信託にお金を預けて運用してもらうならともかく、国営時代に頼んでもいないのに勝手に箱モノ建てて民営化したらそれを100分の1以下で売っちゃうんだよ? 少しも変に思わなかったのかな?
次はアメリカ国債を買うだろうから、今度は貯金を封鎖されるかもね。
銀行なら投資もそこまで下手じゃないし、引き出す残高を残すようになってるからまだ大丈夫だろうけど、郵貯はそんなことやんないよ。だって経営陣が天下り連中で投資のど素人だから。ある分使って無くなったら迷わず貯金封鎖しちゃうよ。
私財を預けている自覚をもっと持った方がいいと思うんだけど、そう考える人は少ないんだろうね。国営じゃないのに何でそこまで信用できるのか分かんないけど。
しかし、何度も言いますけど私は郵政に関して言えば完全な傍観者でございます。
だってJPに貯金も保険もないから。
これが自己責任の一端。任意で掛けられるものなんだから『危ない』と思えば防衛しないと、根こそぎ取られちゃうよ。
税金と社会保障費もそう。
これは私も(甚だ不本意ながら強制徴収されますので)払っているので、払っている以上は使われ方を監視する義務があるし、誤っていれば当然非難して、誤った使い方をする政権には票はやらないようにしてます。棄権するんじゃないですよ。棄権したって何の抗議活動にもならないのが日本の法律なんだから。
国民を国が守ってくれる、なんて馬鹿な考えは捨てた方がいいですよ。少なくとも現段階であれば自公政権が存続する限り。
現に自衛隊は国を守らずに外国に出向しているし、政策は国民の生活を破壊するものだし、今回は国民から集めているはずの保険の掛け金を9900億は無くしちゃったんだから。
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