さて、公開事業仕分けも今日からいよいよ第2クール。
活発な論議で仕分け人が難癖ばかり付けているようにテレビは放映しているんだけど、実は全然そんなことはなくて、ネットは完全中継しているわけだが、それを見るとホント、今までと違って血税が如何に無駄に使われていたかがよく解る。
どうしてこれが今までできなかったんだろうと思わず苦笑してしまうわけで、如何に旧政権が無能であったかの証明でもあるわけだ。
まあそうなんだよね。
国民が納めた大事なお金を湯水の如く使いまくっただけでなく、足りなければ、これまた国民に負担を押し付ける腹積もりで借金を重ねまくった21世紀の旧政権と官僚たちの悪質さがそこにあったことが事業仕分けを通じて本当に見えてきた。
後は、この事業仕分けを無駄にすることなく、緊急性もなければ必要性もないものから順に削っていき、その分を国民に直接還元できるような2010年度予算を組んでもらいたい。
つってもまだまだ不満はあるけど、最初から全てできるわけでもないので、今後、どんどん事業仕分けの対象分野を増やしていけばいい。
何よりもこの事業仕分けで国土交通省がやり玉に挙がっているのがなんとも痛快だ。諸悪の根源の一つがきちっと整理できれば今後も事業仕分けには期待できることだろう。
まあ、それでも日本の大手マスコミの頭の中には脳みその代わりにウジ虫が詰まっているようで、毎日毎日よく飽きもせず、民主党パッシング記事を掲載し続けている。
インターネットを通じて数多くのブロガーたちが現在のマスコミの姿を的確に指摘していて、ネット普及率75%の現実を思えば、マスコミの正体がある程度知られてしまっているというのに、まったく分かっていないようだから、何度も言っても分からない奴は頭が悪い、と子供の頃に教えてくれた先生や大人たちは間違ってなかったんだなぁ、と変な風に感心ししまう。
よくもまあ、これだけパッシングのためのパッシングをやれるもんだ。
曰く、八ツ場ダム建設存続の署名が5万集まった。
曰く、事業仕分けの対象になった9大学が非難声明を出した。
曰く、鳩山首相の献金問題が重大だ。
曰く、小沢一郎幹事長が闇将軍で権力を握っている。
曰く、閣内不協和。
本当にアホかと言いたい。今現在の日本の状況を考えればどれもこれも取るに足らない小事に過ぎない。
だから何だ? それは国民の生活に何か関係があるのか?
というものばかりである。
だいたい今、国民の大半はスキャンダルに構っていられないのである。
八ツ場ダム建設が中止になれば、それだけ予算が浮く。そもそもその5万人なんてどうせ既得権益集団と土木関係の連中だけだろ。
事業仕分けで無駄が削減される予算が組まれるなら余った予算は国民に還元される。
鳩山首相が献金を受けたのは野党時代の話で、野党に献金したところで仕事が取れるわけでもない。しかも額は自民党の十分の一以下。
もし本当に小沢一郎が悪であればとっくの昔に自民党にくっついて横暴な振る舞いをしてるっての。
そりゃ自民党は官僚丸投げ政権なんだから大臣は何も考えなくていいもんな。
と、これだけ簡単にど素人の私でも切り返せる現実もあるんだ。
というわけで、私は一週間くらい前から地元ローカル紙・北國新聞を読むのをやめた。
取っているのは前も言ったけど、昔、とってもお世話になった人が販売店をやっているからでしかない。
日経新聞も政治記事はまったく見ていない。日経新聞の経済指針や提言についてはまだ見れるものになっているけど、この部分が劣化したらお終いだろう。なぜ、まだ見れるのかと言うと政治と絡めていないからである。北國新聞はもちろん、産経新聞、読売新聞は何かにつけて民主党の政策の所為にしているのだが、これはまだ結果が出ていない時点で論じているのだから胡散くらい占い師とやっていることは同じである。
んで日経新聞についてなんだけど、今、やっている『温室効果ガス25%削減』に対する特集を組んだ社説だけはなかなか面白い。決して批判の対象にせず、どういう風に持っていけば25%削減目標が達成できるかをまともに提言しているのである。これは必見の価値ありだと思う。
総選挙後しばらくは、少しはマシになってきたかな?と思ったんだけど、日を追うごとに大手マスコミの報道はどんどん酷くなっていっている。マジでこれを来夏の参院選まで続けるのかと思うと、私じゃなくてもうんざりする人は増えてくるのではなかろうか。
以前、マスコミは暴走していると書いたけど、この暴走を止める手段はどうやら一つしかないようだ。言っておくけど『不買運動』じゃないぞ。効果はあるかもしれないが、これはすぐ元に戻ってしまう方法でしかない。
となれば、そう。
国民が、来夏の参院選で現与党に過半数を与えることである。
できれば社民党を外してが一番望ましいだろう。
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