さて、前回のドラゴンクエストⅠの私見からずいぶん時間が経ったような感じですけど!
ようやく、今日ドラクエ考察その2。
ドラゴンクエストⅡについて語ります。
え? 「そんなことやってたっけ」ですか?
はい。やっていたんです。まだ2回目ですけど前回は
7月14日でしたから実に二ヶ月間が空いたのです。(ヲイ)
さて、
『ドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々~』が初めてFC版でリリースされたのは今から22年前の1月26日のことで、その後、色々なゲーム機種にリメイクされましたけど、個人的にはこの作品を機にDQシリーズのブームが始まった、と見ています。
んで、このⅡでございますが、これ以後のDQシリーズのみならず多数のRPGに影響を与えましたパーティークエストの先駆けでございます。正確には米国で『ウィザドリー』というダンジョンRPGがありましたので少し違いますが、日本では間違いなくDQⅡがパーティープレイの発端でしょう。
しかも、仲間を増やすためには(難しくないとはいえ)いくつかの謎解きをしてやっと出会えますので、仲間ができたときの嬉しさはⅡに勝るものはないかもしれません。Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ、Ⅶも出会いが無いこともないですけどストーリー上の展開で自然に出会えますので、Ⅱほどの感動はありませんでした。特にⅡの3人目の仲間を得るためにはすっげえ苦労して、初めてやったときは、とっくに別の場面にいっていてもおかしくないほどのレベルだったことを覚えています。
またⅡで『大海原』を船で渡る、ということが可能になり、ストーリー上で進めるまでもなく、一気に世界が広がった、という壮大感は今なお、これを超えられるものはないと言っても過言ではありません。ましてや心憎い演出があって、『Ⅰ後のアレフガルド』を堪能できたのもポイント高いです。
しかし!
このゲームは色々な方が言われているんですけど、当時のFCにしては激ムズでとてつもなくシビアなものだったんです!
パーティーを組むのに苦労するわ、二番目に仲間になる魔法戦士はとにかく武器防具が前半で決まってしまっていて強い武器を装備できないわ、おまけにこの仲間の使う魔法は中途半端なものが多くて使えないわ、保存がパスワード形式でしかも長い! 一文字でも記載を間違えてしまえば大変な状況に陥る訳で、何度も何度もテレビとにらめっこした記憶がございます!(><。)
さらに!
冒険を進めていくと、輪をかけて苦難の道を歩む訳で、特に後半「ラゴスはどこにいるんだ?」とか、最終ステージ、ロンダルキアまでのダンジョン「ロンダルキアへの洞窟」のトラップの多さはもちろん、ラスボスが「ベホマ」を使うこともそうなんだけど、とにかくその道のりで出てくる敵キャラが半端なく強くて何度も何度も挑戦しては引き返すを繰り返し、ようやくたどり着けるという代物でした!
んで、何がもっともシビアだったかと言いますと、Ⅲ以後は『ザオリク』という蘇生魔法で仲間を生き返らせるとHPも完全回復するようになりましたが、このⅡに関して言えば生き返っても『HP1』でございます。
ええ、もちろん狙われてしまえば一撃即死でございますよ。ですから戦闘中には使用できなかったと思っているんですけどどうだったかな?
とまあ、これほどまでに苦難の道のりを進まなきゃならないドラゴンクエストシリーズは後にも先にもⅡしかございません。
ですが、このシビアな臨場感がユーザーの心を掴んだのはないかと分析します。諦めずへこたれず、ここまでやられるんだったら絶対にやってやるぞ!という気持ちと、ロンダルキアの洞窟を抜けてその地の祠に到達したときのとてつもない安心感はゲームのことなんだけど何物にも代えられませんでしたし、ラスボスを打倒したときの達成感は今でもはっきりと覚えています。
同じことを感じたユーザーも多く、先にも言いましたけど、それが後のDQブームを生んだと言っても、私は過言ではないと思います。
以上、『ドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々~』の私見でございました。
次回はⅢ。
問題はいつやるかですがそれは神のみぞ知る、ということで。(コラ)
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