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今日の午後4時、ついに日本の総理大臣が公のフルオープン記者会見を敢行した。

http://ow.ly/1r5xK

1時間という長丁場ではあるが、印象的には丁寧に答えていたし、これまではまったく聞こえてなかった首相の声がようやく自分の耳に入ったことは喜ばしいことだと言えるだろう。
そして、同時に、これで既得権益集団である大手新聞テレビの政治ニュースは見る必要がなくなったことが何よりも有意義なことである。
午後8時30分ごろに配信された時事通信の『郵貯限度額、修正に否定的=30日の結論目指す-鳩山首相』が勝手に作られた憶測だってことがバレバレになることにより、既得権益メディアの馬鹿っぷりも同時に確認できるから実に痛快である。
現時点では結論が出ていないわけで、肯定も否定もできないのが当然なのに、答えを濁したことで否定だってのは完全に憶測ミスリードだ。少なくとも会見を見た人間であれば、そんな風に考える人と考えない人の二通りができるので、是々非々が用いられているから、これで国民もどんどん賢くなれる。
確かにまだまだ不充分だし、鳩山首相も「記者クラブと相談する」なんて呑気なことを言っていたから、完全に情報公開されるにはもう少し時間がかかるだろうけど、何もやらないよりははるかにマシだし、首相の声が聞けることによって事実を知ることができることを国民が認識すれば、情報公開の声が高まるので、いずれ全面開放される運びになるのは明白だから、今日の第一歩は歴史的に見ても相当重要なことだと思う。
何と言っても、これまでは編集と憶測オンパレードの報道だっただけに、事実すら見えなかったのだから、首相の声を聞くことにより、現時点の一番正しい情報が得られるのだから、これほど素晴らしいことはない。
んまあ、「素晴らしい」なんていってる時点で忸怩たる思いを抱かないこともないけど、今まで無かったんだから仕方がない。本当に日本の常識は世界の非常識だ。


そして、これで首相の発言の重みは相当増す。むろん、国の代表なんだから発言に重みがあって然るべきなんだけど、大手マスコミ伝いで聞くのと直に聞くのでは訳が違う。直に聞けば国民が発言を覚えているのだから撤回は許されないし、そんなことをしようものなら、一気に支持を失うのは明白なんだから、今までとは格段に違う重たさを背負うことになる。
これまでの自民党のボンボン首相どもは、これが怖くて記者会見をオープンにできなかったが、民主党のボンボン首相は怖いもの知らずなのか、それとも覚悟の上かは判断しかねるにせよ、最初の一歩を踏み出したのは偉業と言えるだろう。
そして同時に、大手マスコミの馬鹿さ加減もよく理解できた。途中からは、さすがに少し恥ずかしくなったのか、進退問題に関する質問はなかった。特にインターネット新聞の、本当の意味での支持率低下質問の後は、少しだけマトモな質問になっていたけど、それまでの献金だの参院選だの普天間基地移設問題だの質問をするのかと思えば、それをすべて進退問題の質問に繋げようとした問いかけには本当に馬鹿だった。海外記者も居るのによく恥ずかしげもなくあんな質問ができるものだと逆に呆れて感心したほどだ。何処の民主主義国家に、国民が選挙で選択した政権に対して「さっさと辞めろ」などと抜かす記者が居るだろうか。それさえも分かっていないお馬鹿記者の救いの無さを垣間見れて本当に有意義だったと思う。


さて、そんな記者会見の中で鳩山首相は重要な発言をした。沖縄普天間基地移設に関して「極力、県外移設」と明言したのだ。これは、大手メディアの出鱈目フィクション憶測をひっくり返すことである。なぜなら普天間基地移設問題は国防事項で、その最大責任者は総理大臣である鳩山氏なのだ。その鳩山首相が「極力県外」と発言したのだから、日本はこの方針で動いていることの証明であるし、これが事実なんだ。そして極力とは『力の限りを尽くすさま。できる限り』という意味である。麻生じゃないんだから知らないとは言わせない。これで沖縄県の皆さんも、ちゃんと会見をノーカットで見たなら、相当、安堵したのではなかろうかと思う。私的には首相が「本土の皆さんにも沖縄の人たちの負担を知ってほしい」と言っていたから、本土移設も視野に入っていると見てもいいかもしれないとさえ考えている。本土の国民の7割くらいは「アメリカが日本を守っている」という幻想を抱いているのだから、自分の居住地が移転先になったときは万歳三唱で迎えてやれよな。私はアメリカが日本を守っているなんて蟻の触角の先も思っていないんで中指おっ立てるけどな。(笑)


今回の記者会見は第一回だったから記者クラブ以外の日本メディアからは御礼と今後の記者会見のあり方に対する質問だったので、次回以後に期待、と言ったところだろうか。海外記者は、フルオープン記者会見が当たり前なので、ちゃんと質問をしていて、おそらくお礼を言うこと自体、日本のメディアに対して唖然としたのではなかろうかとさえ思う。ただ、フリーランスの質問の「平野官房長官は辞めさせろ」発言は、正直言って吃驚した。確かに平野官房長官は無能ではあるけれども、辞任要求は大手メディアと変わらない発言であることに気づいた方がいい。
次回以降も当たり前のようにフルオープンで開催されると信じたいところであるし、もっと枠を広げてほしいとも思うが、記者クラブのお馬鹿たちが、自分たちの程度の低さを、曝け出したくないので、抵抗する可能性は大いにあり得る。
願わくば、鳩山首相には定例会見として岡田大臣のように週二度は無理でも、小沢幹事長のように週一度はフルオープンの会見を開催してもらいたい。記者クラブが抵抗するなら、亀井大臣のように二回やってでも開催してほしいものだ。
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去年の9月17日以来、毎日毎日、現連立政権の中心党である民主党の大ネガティブキャンペーンを張り続ける新聞テレビを中心とした日本の大手マスコミなのだが、こいつらはまあ現政権を転覆させて旧権力の復活を目論んでいるんだけど、非常に残念なことにそれに気づいていない一般市民は結構多い。
最近では、またぞろ『小沢独裁』とか言い出して、岡田克也氏を巻き込んで七奉行+生方を大々的に取り上げている。岡田氏もいい迷惑だ。なまじ人望があるばっかりに利用されてしまっている。んまあ、岡田氏に関して言えば、大手マスコミからサイレントバッシングを受けているので、七奉行とか言う反乱軍の中では取り扱いは極めて小さく、むしろ鳩山首相や小沢幹事長と同じような報道のされ方が為されているので、ここは岡田氏は一つ我慢して、自棄にならないでほしいところだ。というか、そんな人物では外交というバッシング以上の修羅場を潜り抜けることはできないので、それはないと信じたいところである。
ちなみに『小沢独裁』は勝手に大手マスコミが言っているだけで、民主党内では党の中枢権力がほしい連中と、大手マスコミに便乗した自民党およびその別働舞台であるみんなの党だけが乗っかっている程度で、実際のところ民主党内で小沢独裁なんてことはないのである。本当に独裁なら、もっと政府に無茶な要求をするだろうけど、今のところ、そんな話は聞いたことがないし、好き勝手言える連中が多いことで「どこが独裁なんだ?」と普通ならそう考える。小沢氏はあくまで幹事長であり、党の方針を決めることができるのは党首である鳩山首相なのだ。ついでに言うなら小沢氏は民主党政権磐石のために参院選に全力を注いでいる。本当に独裁なら今国会で参議院を廃止するよう迫っただろうけど、そんなことは少しもしていないので、憶測だけで独裁なんて言っているのは、単に小沢氏を貶めたいだけの流布に過ぎないことに気づいたほうがいい。
まあもっとも、少なくとも民主党の中で言えば、半分どころか十分の一にも満たない人たちだけが小沢独裁なんてほざいているんだけどな。ただ、自分たちがそうほざいている所為で国民に疑念を持たれてしまっていることに気づいたほうがいいと思うんだけど、馬鹿は死ななきゃ直らないので岡田氏を除く七奉行+生方は是非、民主党を離党してみんなの党か自民党に移ってもらいたい。自民党とみんなの党を除く他の与野党はちゃんと政治をやる気概が見えてきたようなので、ちゃんと政治をする気がない連中は、それに相応しい自民党かみんなの党に行けばいい。


さて、大手マスコミが現政権転覆を鮮明に目標にしているわけだが、何度も指摘したとおり、それに気づかない一般国民はあまりに多い。
はっきり言って、『物事が決まるまで』に途中経過を二転三転させて流す報道に対して、これまた一喜一憂するのは如何なものかと思う。特にどつぼに嵌っているのは、色々な情報から判断すると沖縄県民のようである。
沖縄県民の人たちは、鳩山首相が五月末までに結論を出す、と言ったのだから、それまでの間は黙って静観すべきなんだが、ここでも大手マスコミの政権転覆報道の煽りを受けて疑心暗鬼になってしまっているのがなんとも心苦しいところである。
考えてもみてほしいんだけど、そんなわずか半年で急展開するなんてことができるなら13年も進まないわけがなくって、外交ってのはお互いぶつかり合いながら妥協点を見出すんだから、アメリカからすれば重要案件でもなんでもない普天間基地移転問題に時間がかかるのは仕方ないと割り切ってほしいところである。んまあ、平野官房長官とか北沢防衛大臣のインタビューを聞いていれば不安になっても仕方ないと思うんだけど、最終決定権は鳩山首相にあるので、平野氏や北沢氏の疑念を増すためだけの話なんぞ知らん顔することをお勧めする。鳩山首相が「県外移設は困難かもしれないが沖縄県民の皆さんの心を汲んで粘り強く交渉している」と言っているんだから、それが一番正しい現状だってことを理解してほしい。『難しい』と『できない』は違うのだ。『できなかった』ときにシュプレキコールをあげればいいのである。


これはほんの一例なんだけど、大手マスコミは民主党連立政権を転覆させるために動いていることは明白なんで、やること為すことすべてに難癖を付けている流し方をしていることに一般国民は気づかなきゃいけない。
偏向とは、文字通り偏った向きである。事実とは是々非々をもって流されることである。報道機関はそれぞれ会社がすべて違うのに、同じような流し方をしているってことは、それは事実ではなくて偏向なのだ。なぜなら会社が違えば、同業種であれ、当然方針は違う。それが世の中の『常識』の会社だし、似たようなことをやるのは『談合』というのだ。報道機関も例外ではなく、中日、読売、朝日、毎日、日経、惨刑……じゃなかった産経と全国版が6社あって、顧客競争があって然るべき同業主なのに、同じ報道を垂れ流すのはありえないのである。なぜならそれでは6社に分かれている意味はないからだ。6社に分かれているってことは少なくとも6通りの考え方があって然るべきで、それがないのだから『偏向』というのである。
日本には馴れ合いとかほどほどなんて言葉があって『競争』を嫌う民族ではあるけど、だからと言って画一的な情報では事実すら見当がつかないってことを気づかないのもまた、同罪である。
私は別に現政権を支持するしないの話をしているのではなくて、日本のことを鑑みれば決して現政権を転覆させてはいけない、ということを主張しているのである。
なぜなら、小泉も含めて三人も任期半ばで内閣総責任者たる総理大臣の職を無責任に放棄し、最後の一人は大不況で腰を据えて景気対策を考えなきゃいけないってのに、一年もやれないってことが分かっていながら、選挙を前倒しすることをせず総理の椅子に醜悪にしがみ付いた印象を世界に向けて与えてしまったのである。だから現在、海外から日本は信用を失くしているのでトヨタのように叩かれやすくなってしまっている。
これでまた鳩山政権を、大手マスコミの奸智に乗せられて一年も経たない内に潰してしまうと、今度は世界中から見捨てられ、また、日本は民主主義国家ではないと太鼓判を決定的に押されてしまうのである。(まあもうとっくに太鼓判を押されているだろうけど)
決定的じゃない理由は『国民の意思』のためなのだ。国民はまだ違うかもしれない、と海外は思っているのである。
そのためには参院選で現政権与党に過半数を与える必要がある。衆参ねじれは早期の衆院選を意味し、それでまた政権交代してしまうということは、海外から見れば、国民も政権交代を放棄し、民主主義も一緒に放棄したと見なされる。当然だろう。今、現政権が転覆する可能性は大手マスコミの姦言に乗せられてしまった、以外の答えはないのだから。
日本国内が、どう思おうが、海外から見て、民主主義の放棄にしか見えないことが重要なのである。
日本の常識は世界の非常識。だから国民だけでも世界の常識に照らし合わせて行動しなければならない。
「坂本竜馬になって与謝野氏と舛添氏の橋渡し役になる」
などと言って、新党構想を掲げて自民党を離党したのが鳩山邦夫元総務大臣だったわけだが、この人は本気で、それをできると思ったのだろうか。
だとしたら、かなりボケているか、頭がおかしいとしか思えない。
与謝野と舛添が相容れるなんてあり得ない。この二人は一番頂点にしか興味がなく、東西両横綱じゃなくて一人横綱でほくそ笑むタイプの二人だ。つまり、人として道徳心の欠片もない人種なのだから、そこを考慮するなら、どちらか一方を離党させる方が、党を結束させられて党内で株を上げられただろうに、辞め損どころか、兄への非難を、より口汚く罵れてしまう口実を与えてしまったのだから、本当のお馬鹿だ。
んまあ鳩山邦夫氏も一人横綱タイプだけどな。だから人となかなか相容れることができないようである。
私は知人と鳩山兄弟が話題になったときは「どんどんまともになっていく兄貴と、どんどんおかしくなっていく弟」と言っていたんだけど、なんともその通りになっていっているのが、どこか笑えてしまう。
これは別に私の洞察力が優れているとか、先見の明があるとかじゃなくて、それだけ、この二人は分かり易いってことなんだ。なんせ私は『予知能力者』じゃないんでね。
ただ、物事の本質を見抜く眼力という点では、少しだけ自信があったりもする。本当に少しだけだけど。
それはさておき、それにしても今回の鳩山邦夫氏の行動は頭を捻るばかりだった。お酒でも入っていたんじゃないかと思えるほど、ノリと勢いで離党したとしか見えない。
それも嵌められたってことに気づかなかったのだから政治家として、それはマズイだろう。生き馬の目を射抜く商売をやっているのに、甘言に乗せられるってのもなんだかなぁ。
これじゃ鳩山邦夫氏は、(まだ裏事情で動いているっぽい)民主党の前原、渡部、玄葉、野田、仙石、枝野よりも劣るし、先ごろ、副幹事長の職を解任された生方と同じタイプだ。自身の行動が何を意味するかを理解することなく、道化にされたことにすら気づいていないのだから、日々、裏切りと策謀渦巻く政治の世界でやっていけるわけがない。辞めた方が幸せなんじゃないかと思う。資産だってたくさんあるんだし、余生を無理せず過ごしたらどうだろうか。


さて、そうなると今後の鳩山邦夫氏はどう動くな、なんだけど、まあ一番いいのは議員辞職して隠居することだ。馬鹿正直で直情型の人間に政治は向いていない。
しかし権力欲の権化に近いものがある氏だから、兄の総理大臣就任を誰よりも羨み、妬み、恨んでいるだろうから、このまま政界引退ってのはないだろうな。
でも、どこが拾ってくれるのだろうか。
散々、喚き散らされ、罵倒され、遠い昔に勝手に離党した輩を、民主党が受け入れるはずもない。土下座しようが兄貴も幹事長も、鳩山邦夫氏の政治的力を鑑みれば要らないだろうし、資金力の面でも兄貴が充分工面できるので必要ない。
考えられるのは、みんなの党かも知れないけど、みんなの党は単なる自民党の別働部隊なので難色を示す可能性は高い。
国民新党、社民党は民主党と連立政権を組んでいるので連立離脱しない限り、入党させるのは躊躇うことだろう。人間としても今の邦夫氏は受け入れ難いだろうし。
共産党は邦夫氏のプライドが許さないだろうから論外だ。
残るは公明党と幸福実現党ってところか。この二つは宗教政党だから、担ぎ上げて金銭を巻き上げるのが得意そうだから案外あり得るかも。
特に幸福実現党は前回総選挙で惨敗だっただけに一人でもいいから国会議員は欲しいことだろう。


はてさて、鳩山邦夫は今後どうするつもりなのか。
兄を妬む前に、己自身を見直した方がいいと思うのだが、はたしてそれができるだろうか。
私は鳩山邦夫氏を「どんどんおかしくなっていっている」と評しているので、なんとなくだがすべての人の所為にして自己責任という言葉に行き着かないような気さえしてしまう。
日本で裁判員裁判制度が導入されて、今年の五月でちょうど一年が経つ。
今、石川県内でも二例目とか言って、殺人事件の裁判をやっていて、今日、求刑が出された。
全国でどれだけの裁判員裁判があったかは知らないが、外患誘致罪、殺人罪、強盗致死傷罪、傷害致死罪、現住建造物等放火罪、強姦致死罪、危険運転致死罪、保護責任者遺棄致死など、細かい法的なものはともかく、人が人を裁くにはなかなか重いものばかりである。
と言っても裁判員が裁けるのは地方裁判所の一審のみに過ぎず、三審制を引く日本国内では、はたしてどれだけの意味があるのだろうか、と思われても仕方が無いし、痴漢とか窃盗とかいった軽犯罪は対象から外れているらしく、なぜ裁くものと裁けないものがあるのかが理解できないところではある。
んまあ、これは単純に『司法改革』とやらのポーズのためなんだろう。
傷害致死とか殺人とかは、人命に関わっているだけに、裁判でも結構、重要な裁判に見えるもんな。ただ、実際に、この類のものの裁判は軽犯罪から比べれば格段に少ないことだけは確かで、なら詐欺罪、痴漢、(強盗含む)窃盗、文書偽造といった罪を裁く方が、より身近に裁判を感じることができると思うのだが、やらない理由は、この類の案件は冤罪が多いから、だ。特に痴漢に関して言えば、私は前々から言っているように犯罪自体は存在するだろうけど、立件された分はほぼ間違いなく冤罪と思っている。
てことで裁判員制度なんて『司法改革』のポーズに過ぎないことを自ら立証しているようなものだ。真に裁くべき案件をやらせていないんだからな。
なんせ、日本の報道モドキ機関は法治国家なのに、逮捕時点で悪と決め付け有罪に世論を導こうとし、『推定無罪』という言葉を知らないようだし、真実どころか、原告被告双方の言い分を同時間報道しなければならない事実すら流さないのだから、検察と供に、裁判員制度によって偽装が公になることを恐れているのだろう。むろん、逮捕状を出す裁判所も然りだ。
この案件を裁く権利は裁判員制度にはないんだけど、一月に起きた検察でっち上げの石川議員の案件を裁判員制度で裁判をしたらどうなるか。
確実な証拠をもって検察が主張できるわけがないので、憶測オンパレードの検察に対して明確な証拠を示す被告を見られるから、裁判員はテレビ新聞報道がいかに出鱈目だったかが理解できると思うし、、裁判員をやった人たちの伝聞で検察とマスコミの真実が白日の下に曝されるのだから良いことなんじゃないかと思うのだが、だからこそ、こういう案件は審議する罪状からは外れている。
胡散臭い案件で言えば、足利事件の菅谷さんや飯塚事件の久間さん、そして和歌山カレー事件の林真須美被告あたりは真実を見ることができるのだが、残念ながらこの案件はすべて結審してしまっている。


しかし、非常に残念なことに、日本人の大半は、新聞テレビの垂れ流ししか情報を知らないから『推定無罪』という意識を持っていない、と言っても過言ではないし、新聞テレビも「こいつが犯人です!」という放送をするから先入観を持ってしまっている。
端的な例は、1994年に起きた松本サリン事件だろう。これは恥ずかしながら私も河野氏が犯人じゃないかなぁ、と疑ってしまったんだけど、真犯人は別にいて、たまたま河野氏が科学者だったから、でっち上げられた、って一件だった。
もし、これを(実際に対象になる)裁判員制度で裁判が行なわれたとしたら、はたして裁判員は正常な判断を下せていただろうか。正直言って、当時の私が招集されていたら無理だし、現在の日本人もまた、大半は不可能だろう。なぜなら、犯人だという刷り込みがあるので、河野氏の言葉を最初から嘘と決め付けてしまうからである。


さて、だからと言って裁判員裁判を全否定する必要はない。
この制度によって、少なからず、日本人は今までは皆無だった『推定無罪』の意識を抱くようになる。なぜなら『裁く側』は先入観を持つことは許されない。仮に扇動報道が為されていたとしても裁判員に選出される人たちは先入観を持ってはいけないことが大原則になる。裁判員は国民の誰もが二十歳以上になれば選出される可能性があるので、心のどこかで心構えをする可能性が高い。
裁判や有罪無罪を決める場であり、原告被告双方の意見と証拠を同じ時間、耳にし、目にできるのだから一つの案件に対して、本当の意味での事実が理解できるので、これは本当に良いことだと思うし、調書と被告の言い分が真っ向から対立すれば、裁判員から(本当は今すぐにでもやってほしいんだけど)取調室の可視化の必要性を訴える声も上がるだろう。人を裁くということはそれ相応の責任を背負うのは当然であり、なら、より多くの情報を得ようとするのは必然だからだ。責任を負いたくない人は面談で落とされるので問題ない。
裁判員からもたらされる情報は、かなり有意義なものであることは確かだ。(これも対象になる)警察側が引き起こし、しかし、被害者を加害者に仕立て上げた高知県の白バイが駐車中のバスに突っ込んだ事件にしたって食い止められることになる。
制度の問題は多々あれど、その中からでも有益な情報もいくつか潜んでいる。
対象案件が今後、広がりを見せるかどうかは、裁判員制度がどれだけ日本国民に浸透するかどうかにかかっている。
願わくば、一審にのみならず上告審まで広がりを見せ、すべての案件が対象になれば、本当の法治国家に生まれ変われるのではないだろうか。


むろん、法治国家にするつもりのない既得権益集団の一員である司法権力は国民の関心を抑える手段に出るだろうけどな。
昨日、子供手当と公立高校実質無効化に関する法案が衆院を通過した。
年度内に決まれば4月より施行され、少子化対策の一環として効果が期待できるものと思われる。
お馬鹿な大手マスコミと思考停止の自民党はバラマキとザイゲンを連呼して、世論調査という錦の旗のつもりを振りかざしながら反対が多い、などとのたまっているわけだが、じゃあ、お前らは少子高齢化社会に歯止めをかけ、どうやれば解消できるかの妙案を一度でも出した事があるのか?とツッコミを入れたくなる。
少なくとも私は聞いた事が無い。自民党と大手マスコミは施設を充実させるだの、環境を作ってやるだの言っているが、これははっきり言って本末転倒になる事間違いなしだ。
要は旧来どおりの公共工事に勤しむ、と言っているようなものなのはもちろん、どれだけ施設や環境を充実させようが、利用する人間がいなければ、文字通り『ハコモノ』に過ぎず、維持費等も考えれば、何の足しにもならないばかりか、不必要な出費を増やすのみで、それこそ、財政を圧迫する元凶になるし、事実、去年の8月30日までは間違いなくそうなっていた。
利用する人を増やすのがまず第一である。学校にしろ、保育所にしろ、施設を利用する人がいない限り、在る意味は無い。
その点で子供手当てや高校無償化は利用する人を増やす施策であり、利用者が増えれば、施設自体の収入で環境を充実させられる。
順番としても間違っていない。なのに、『少子高齢化問題』を喚きながら、何ら対策を講じない連中がザイゲンだのバラマキだの言っているのだから頭の悪さも大概にしたほうがいいんだけど、残念ながら、この姦言を鵜呑みにする連中はやっぱり多い。
子供のいる人たちの大半は歓迎しているのかと思えば、新聞テレビを信じきって「もっと他に何か遣うことがないもんかね」と言っている。
ちょっと待てと言いたい。
じゃあ聞くが、「もっと他の何か」ってのは何を指すんだ?
自民党や大手マスコミが言う『他の何か』ってのはハコモノ作りを指すんだけど、自民党政権を見てきながらそんなことも想像つかないのか?とか思う。
子供手当てや高校無償化は紛れも無く国民に対する税金の還元だ。
今までムダに使われまくってきたことを思えば、はるかにマシな使い方だというのに、どうして、それが理解できないのか。
バラマキってのは何の目的も無いものを指し、去年の給付金がそれに当たる。子供手当てや高校無償化は明確に少子化対策と銘打っているんだ。その点でも大きな違いだと思うのだが、老い先短い年寄り経営者が支配する大手マスコミと自民党からすれば少子高齢化を是正する必要が無いので、日本の将来なんてどうでもいいのだろう。
少しは思考力を働かせてほしいんだけど、どうして、自分で考えるというところが欠落しているのだろうか。
複雑にも難しくも考える必要が無いのに、自分たちが支払った税金が自分たちのために使われることに遠慮する理由が分からない。
ボランティア精神に溢れている、と言えば聞こえはいいかもしれないが、チーム競技でもない限り、自己犠牲の精神が美徳なんてのは単なる自己満足に過ぎず、実益がないのに、それは喜ぶべき事なのか?
日本人の奉仕精神の高さには尊敬の念を抱かないことも無いが、自己満足との区別がついていないことに溜息も同時に吐きたくなる。
実益がないと生活は苦しくなる一方なのに、本気でそれでいいと思っているのだろうか。
日本の常識は世界の非常識であることの一端が、またここにある。
今日、日本の歴史を根底から覆す出来事があった。

<日米密約>外務省委が報告書 核持ち込みは「暗黙の合意」

非核三原則が単なる国民を欺くためだけのアドバルーンであり、実態はまったく違うことを示していたことの一端で、ただし、私自身は持ち込まれていたことや密約があったことを非難するつもりはない。
もちろん、大問題ではあるのだが実害もなかったし、世界のどこかで核爆弾が炸裂したことはないのだから、密約や持込については何ら責め立てる必要はないし、そもそもアメリカではとっくに公開されていたことで、今日になってようやく日本が認めたって話だ。


しかし、隠蔽ならまだしも、自民党政権が国民を騙し続けていたことが白日の下に晒されたことが意義があるわけで、そして大問題なことである。
はたして明日の朝刊各誌はどのように報道するかは何とも言えないが、これははっきり言って日本の戦後の歴史をひっくり返す出来事だといっても過言ではない。一面トップはもちろん三面記事にすべきことだろう。
何と言っても、平和憲法も非核三原則も嘘っぱちだったってことになるわけだからな。
核兵器の根絶を謳っていた日本の主張が単なる似非平和主義者でしかなかったことの証で、まあ海外ではとっくに知られていたことではあるんだけど、日本国内がようやく、その事実に気づいたってのは大事なことだ。
いくらアメリカに頭が上がらないからと言ったって、やっていいことと悪いことの区別がつかないようなママゴト政権が半世紀以上も続いていたってことが何よりも酷い話で、国民を欺くような真似は政府はやってはならないし、欺くなら欺き通さなければならない。
んまあ、だから自民党政権はずっと隠蔽してたわけなんだけど、今回、密約が公表されたことで、政権交代の効果が一つ見られたことは良かったのかもしれないか。
長崎県民は複雑だろうな。自分たちがつい最近選んだ知事の支援政党が自分たちの心を踏み躙っていたってことを今日知ったわけだから。
といってもこんなものはまだまだ氷山の一角に過ぎないような、もっと重大な悪事が眠っているような気がしてならない。
何と言っても根本の憲法を蔑ろにするような真似を仕出かしていたのだから、これだけではないだろう。
岡田外務大臣は本当に頑張っている。親小沢幹事長の人たちからは好かれていないようではあるが、民主党の中で誰よりも情報開示に意欲的なのは岡田外務大臣だってことは上杉隆氏曰く、世界のジャーナリストたちの共通の認識だそうで、現に岡田外相は記者クラブ制度を外務省から排除したし、今回の密約についてもそうだ。実直で堅物だから、もっともっと明らかにしてほしい。それが日本の健全化につながるなら大歓迎だ。


さて、核密約が白日の下にさらされたことで広島・長崎といった被爆地域からは当然、怒りの声が上がっている。

「欺き続けた責任重い」=被爆者らが憤りの声-広島、長崎

私自身も核の傘が平和に役立っているなんて少しも思っていなくて、単なる均衡状態に過ぎないという認識しか持っていない。
被爆した広島、長崎の人たちは、核兵器が平和のためのものではなく殺戮兵器だってことは世界の誰よりも知っていることだから説得力もある。
そうなのだ。
広島と長崎は世界で唯一の核兵器被害を被った国なのである。
だからこそ、非核化については世界の誰よりも切望していてもおかしくないし、核兵器の本当の恐ろしさを骨身に染みて理解しているのである。
これは沖縄基地にも共通していることなんだけど、実際に、当事者にならないと苦しさは理解できないのは確かなんだけど、理解できないからといって当事者たちの心を踏み躙るのはやってはならないのである。
それを兵器でやってきたのが、自民党政権だってことがまた一つ、明らかになった。同時に大手マスコミも当事者たちの心を理解していないから悪辣記事を平然と流せるのだろう。
世界に核兵器は必要ない。なぜならそれは平和のためにあるものでもなんでもなくて、単なる国の力の誇示に過ぎないものであるし、それこそ文字通りの大量破壊兵器に過ぎないからだ。
今現在は広島と長崎だけが世界で唯一の被爆地域となっている。
今後も世界では広島と長崎以外で核兵器が使われることがないよう願わずにはいられない。
他県の方には面白くもなんともない話になってしまうが、今日から、ちょうど十日後の3月14日に石川県知事選挙がある。
立候補は四人。
届け出順に桑原豊氏、米村照夫氏、木村吉伸氏、谷本正憲氏で、谷本氏に与野党相乗りの民主、自民、公明、社民が支援しているという、なんとも訳の分からない陣容での選挙戦となっている。
前回までと比べるなら候補者が四人いるから選択の幅は広がっているっちゃ広がっているんだけど、とにかく争点がない。
ちなみにこの場合の『争点』とは候補者の掲げている公約のことである。
それなのに公約よりも『多選か否か』が第一に来ている時点で眉間に皺が寄って指で揉み解したくなるってもんだ。
ないことはないんだけど、候補者誰一人として『景気対策』を持ち出さないところに大いなる疑問を感じてしまっている。谷本氏に至っては忘れるわけにはいかないのは解るけど2007年の震災の話を持ち出して「地震被災者忘れず」をキャッチフレーズにしている時点で頭を抱えたくなるし、対抗馬一番手の桑原氏は多選弊害を前面に打ち出していて、これもまた日本一、石頭で自分の意志を持たず流されるまま生きているような石川県民に響くはずもない。米村氏は立派なことを言っているんだけど70歳というのはちょっと年配過ぎるだろう。4年間、県政を全うできるかどうかというと心許ないってもんだ。
木村氏は共産党推薦だから偏見の塊でもある石川県民が入れるはずもない。
正直に言うと私も迷っている。本来であればとっくに誰に投票するかを決めているのだろうけど、誰も『景気対策』を争点に上げない時点で終わっているからだ。
石頭で流されやすくて偏見の塊である石川県民だけに、石川県は日本有数の不況地帯と化している。
なのに景気対策が争点にならないってのはどういうことなんだろうか? まあ少なくとも私の中では現職は選択肢外になっているけどな。
多選がどうこうじゃなくて、やっていることが旧来型の何の効果もない公共工事に依存しまくり、挙句の果てに国から支給される補助金すらも公共工事に回す予定だそうだから、こいつに県政を委ねるのは無駄だと実感したからだ。
なんせ公共工事で何の効果もなかったことをまるっきり理解していない時点で碌なものじゃない。
つまり景気後退に対して何の対策もうてなかったのだから任せようなんて思う方が異常だ。だから私の選択肢からは外れているのである。
どうも谷本氏が優勢のようなんだけど、何で不況下で何もできなかった奴をまた再選させようとするのだろうか。今までのやり方が何の効果もなかったんだから変えてみようとは考えないのか? 石川県民は。
つっても石川県民ほど石頭人種も日本にいないわけで、なんせ、谷本氏の前の知事は文字通り死ぬまでやったし、その後、石川県知事になった谷本氏もまた、既に全国有数の多選知事となってしまっている。多選弊害以前に自分の生活を鑑みて本当に谷本氏でいいのかどうかすら考えずに惰性で『谷本正憲』と書く人間が多いような気がしてならない。
未知を恐怖と捉える気持ちは解らんでもないけど、変えてみないと何も分からないというのに、何を知ったかぶりして変革を求めようとしないのだろうか。
私は石川県民でありながら、まったくもって石川県民が全然理解できない。
今日、ちょっと他県の人と話す機会があったんだけど、石川県民の特徴について、私とまったく同意見だったことで、「ああ、やっぱ他県から来た人たちは石川県をこう見ているんだなぁ」と思いっきりため息を吐いてしまった。


見栄っ張りなだけで何も考えていない流されやすい人たち。


これが石川県民だそうだ。もちろん、私も同意見で、まず、見栄っ張りの部分で言えば、石川県でオタク文化はまったく芽生えていない点があげられるそうで、理由が『オタクはカッコ悪い』という認識で凝り固まっているとのことだ。一口でオタクと言っても色々な分野のオタクがいるのに、なぜか石川県ではオタクと言えば、マンガ、アニメに限定されてしまうし、それを低俗なものということにされてしまっていて、この類のイベントはほとんど開かれていないばかりか専門店もないだけじゃなく、私のようなサイト、ブログを開設している人も滅多に出くわさない。おかげで私は寂しいんだけど、誰か石川県近辺でイラストサイトか二次創作サイトを手がていて、かつ現在進行形で運営中の人はいないのか。
その代わり、テレビ、新聞、ファッション雑誌なんかで『これが流行っている』、『アレが流行っている』というものに関して言えばすぐできる。マーケティングのブランド物にはあっさり騙されるとでも言おうか。前は携帯普及率が全国で一番早かったし、実のところ、今現在、地デジ普及率も全国平均の倍以上、ダントツでトップを走っている。
だから何も考えないで流されやすい。それでいて自分はカッコイイと思っているのが石川県民らしくて、ただ、その割にはメイド喫茶とかアニメイトとかいったものに興味を示す人は実は少なくなかったりするんだけど、もっと自分に素直になったらどうかと思う。
ちなみに私は自分がマンガ大好きなことは思いっ切りオープンにしていて、オフに出す年賀状の裏絵は本館の看板娘たちなのだ。


話を知事選に戻すけど、こんな石川県民だから何も考えずに投票する人はまだマシで、前回の投票率を鑑みると60%は、テレビ、新聞、雑誌が都市部の話として連呼した「めんどくさいから選挙に行かない」という若者のインタビューをトレンドと勘違いして選挙に行かないのだから、石川県民ってなんだかなぁ、って本気で考える。
ところで、この石川県知事選についてお馬鹿な大手マスコミどもはどう捉えるのだろうか。
相乗りだから谷本氏をもちろん、民主党は支援しているし、元々、谷本氏は新進石川で初当選の時に自民党候補を破っているから、新進石川が合流予定なんで民主党が応援するのは当然なんだけど、それでも、『元民主党員』ってことで桑原氏を民主党候補に仕立てて「民主党また敗北」とか流すのだろうか。まあいくら何でもそこまで馬鹿ではないとは思うが、桑原氏を民主党が応援しなければならないくらいのデマは流す可能性はあるかもしれない。
他県の人たちは勘違いしてほしくないんだけど、谷本氏を民主党が応援するのは当たり前なのである。
新進石川と民主党はもうすぐ合流するし、もう一回言うけど谷本氏は新進石川から出馬しているので、民主党は一貫して谷本氏を支援してきたのだ。むしろ自民党が支援する方がおかしくて、与野党の間柄で考えるなら民主党の支援を受けられなかった桑原氏を支援すべきなのである。
お願いだから他県の人たちは、谷本氏を民主党が応援するのはおかしい、なんて報道を見るようなことがあったら、それは報道の方が何も取材していない作り話の妄言だってことを理解してほしい。
今日から3月。
3月と言えば、真っ先に浮かぶのは卒業シーズンであることと。そして高校受験を以って受験の総決算であること。
大多数の日本人にとって、結構、印象深い月なんじゃないかとか思う。
かく言う私も、やっぱり3月には、ある意味特別な思い入れがある。
卒業と受験という人生の岐路が集中しているし、友人たちとの『別れ』を経験したのも3月だ。
ただ、じゃあ「3月は悲しい月か?」と問われても、「はい」とは答えない。
むしろ、希望に満ちた旅立ちの月だと感じている。
それは長い冬が明けた解放感からかもしれないし、卒業ということは当然、次の道を歩み出す日でもあるからだ。
私も保育所を含めれば、小学校、中学校、高校、大学と卒業を経験してきた。
でも一度も『別れを惜しんで』泣いたことはない。感極まって、てことは中学時代にあったけど。
てことはやっぱり卒業ってのは悲しいことじゃないってことだ。
次の道への区切り、新天地への旅立ち。
それが卒業で、その度に人は人間として大きくなっていくんじゃないかと思う。


今年もたくさんの卒業生が人生の岐路へと旅立つ。
大いなる希望と多大な不安を抱えているだろうけど、新しいところに向かうってのはそういうことなんだ。
ただ、それでも不安よりも希望の方が大きいだろうし、大きくなくてはならない。
なぜなら悲観論は何も生み出さない。
ましてや新しいところでは、失敗も許されるのだ。
色々、やって、どんどん経験を積めばいい。
3月という節目の後、(一般的には)高校、大学、新社会人と新天地に向かう若人はたくさんいる。
そういう人たちに言いたいのはたった一つだ。


「誰でもない、自分自身のために『自分』を創って行ってほしい」


別段、私の周りに卒業生がいるわけでもないけど、日本の卒業生たちに贈る言葉として伝えたい。
先に断っておくが、私自身は沖縄の普天間基地に関してはグアム移転が妥当だと思っているし、どうせ日本が6100億出すのだから名護市のキャンプ・シュワブ陸上部に移動する必要もないと感じている。ましてや元々、世界一の嫌われ者・ブッシュと世紀の天才詐欺師・小泉が日本国民の意思を完全無視して勝手に決めた、名護市の海を埋め立てるV字滑走路利権5900億円が絡んでいるものなのだから、(五十歩百歩だけど)まだ移設負担6100億円払う方がマシなくらい正当性なんて欠片もないものなのであるから名護市移設には反対の立場である。
ところが、最近、民主党の北沢防衛大臣と平野官房長官、そして国民新党の下地氏を中心に名護市のキャンプ・シュワブ陸上部移動案が、俄かに日本の大手マスコミというお馬鹿で誤訳も厭わない連中によって騒がれ始めている。
亀井郵政金融大臣も国民新党代表の立場であるから無碍に否定するわけにもいかず、「検討事項の一つ」と淡々と答えていたインタビューは流れていた。
むろん、日本の大手マスコミが描くことだから穿って見なければならないだろうけど、下地氏や亀井氏の国民新党は沖縄に何の議席もないから好き勝手言っても構わないが、北沢防衛大臣と平野官房長官は言ってはならないのである。
なぜなら、沖縄の衆議院議席はすべて民主党が握っていて、しかも選挙の際、公約として「アメリカ軍の県外移転」を掲げていたのだ。
ましてや、移転予定地・名護市の市長選は移設反対派の稲嶺氏が当選したし、沖縄県議会でも『県外・国外移転』の決議案が可決されている。
沖縄県はすでにアメリカ軍移設は県外へと舵を切ったのである。北沢氏も平野氏もアメリカの顔色ではなく、国民の声を聞く立場にあり、不用意な発言は許されない。
亀井氏は国内移転先が見つからない、とか言っていたけど、これは嘘だろう。おそらくは調べてもいないはずだ。
ここは大手マスコミが大好きな『世論調査』を敢行したらどうかと思う。

設問は、
 1.アメリカが日本を守っていると思うか?
 2.アメリカ軍を地元に移設されるのは賛成か反対か
 3.アメリカ軍は海外移転すべきか?
の三つ。

なんか、私の周りだけかもしれないが、大半の人間が「アメリカが日本を守っている」と認識しているそうなので、1については『はい』の回答が圧倒的に高くなるんじゃないかと思う。
では2と3はどうだろうか。
この回答は逆に『反対』や『いいえ』という答えが多数を占めると私は予想している。
もちろん、そんな回答は矛盾以外の何物でもない。「アメリカが日本を守っている」なんて言っておきながら「近くに来るのは反対」というのは虫が善過ぎるというものだ。
しかし、1が「いいえ」、2は「反対」、3で「はい」と答える人は偽善者であると断言してやる。
確かに私もアメリカが日本を守っているとはこれっぽっちも思っていない。それは北朝鮮のミサイルがいくつ上空を飛んでいっても知らん顔だし、日本の領域である尖閣諸島とガス田を中国が、竹島を韓国が不法占拠してもまるっきり動く気配がないことで証明されてしまっている。歴史的にも朝鮮戦争を焚き付け、朝鮮戦争の失態を隠すためにベトナム戦争を引き起こし、最近は言い掛かりでイラクに攻め入った国である。こんな国が日本を守っていると理解している方が私は不思議でならない。
だからと言って、アメリカ軍の海外移転に関して言えば、ちょっと消極的だ。なぜなら日本には(実質軍隊のようなものではあるが)自衛隊はあっても、憲法九条により実戦経験がまったくなく、中国、韓国、北朝鮮が領海侵犯しても勧告や威嚇発砲以外は何もできないので、いざ、有事になった時に役に立つかどうかが甚だ疑問だからである。
それならば日本の自衛隊が『日本を守っている』と実感できるまでは、有事になると化けの皮が剥がされるだろうけど、抑止力としてアメリカ軍はまだしばらく居た方がいいんじゃないかなとは思っている。
だからこそ、私の回答は、現時点では、同じ日本国民として沖縄県民に負担を強いるつもりはないので、1は「いいえ」、2は「賛成」、3は「いいえ」である。
これは私的回答ではなく公的回答だ。地元移転なんて話が出れば、もちろん、私自身の個人的意見としては大反対だけど、周りが「アメリカが日本を守っている」というのであれば基地移転に反対できないし、日本有数の不況地帯である石川県であるからアメリカ軍が来ることにより、少しでも景気回復に貢献できるなら自分を抑えることさえ厭わない。
んで、なぜ1が「いいえ」、2は「反対」、3で「はい」が偽善者であるかということなのだが、この人たちは『有事の際の自衛隊の力を過大評価している上に、沖縄の人たちの負担を減らしたいが地元には来てほしくないので出ていってほしい』という意思表示をしたに過ぎず、妄想に囚われて現実を見極められていないからだ。
もう一度言うが、現時点で自衛隊は有事の際、何の役にも立たない可能性は高い。
それこそ、隣でアメリカ軍が指南しないと人に銃口を向けることすらできない気さえする。もちろん、それは悪いことではなく、むしろ人命を重んじる尊い行為ではあるのだが、そんなもの相手が構う訳もない。生きるか死ぬかの命のやり取りで躊躇は許されないのであり、しかし今の自衛隊はまだ躊躇する可能性は高い。躊躇するならまだしも逃げ出す可能性だってある。
だから、今はまだ自衛隊をアテにはできないのだ。
ならば沖縄県の負担を減らすためには、今度は自分たちが負担を背負うのが筋である。はたしてそういう行動をした『1が「いいえ」、2は「反対」、3で「はい」』という人はいるだろうか。まあ、この回答ができるのは内陸部の人とか太平洋側の人とかのような気はする。それなら好き勝手言えるもんな。だからこそ偽善者だというのだ。
ちなみに私は市長と首相官邸にメールした。『地元にアメリカ軍を移転されても構わない』と。
首相官邸からは(メールアドレス打たなかったのかな?)回答はないが、地元市長からは回答があった。

 このたびは「市長にひとこと」に貴重なご意見を頂き、ありがとうございます。

 米軍基地の移転等に関しての件ですが、国防に関しては国の専権事項であり、○○市としては、今後の推移を見守りたいと思っております。

 今後とも、ご支援、ご協力をよろしくお願いします。

        
              ○○市長 △△□□
              (総務企画部×××課)


一部、伏字になっているのは私の居住地が衆院選挙区石川二区であることは本館のProfileで言ってあるので、それはいいんだけど、さらに絞り込まれるのはちょっと抵抗があるからで。(^^;)
さて、アメリカ軍に関して言えば、外交ではなく国防扱いになっているようなので、なら日本海で一番朝鮮半島に近い石川県に移設してもいいんじゃないかと本気で思う。
市長や県知事は何故、国に対して提言しないのか。亀井大臣の「国内移転先が見つからない」発言が嘘だと思ってしまう理由はこれなのだ。
むろん、私自身は反対だ。反対だが、地域性や抑止力、景気判断から言っても基地移転は残念ながら間違いではないので、やむを得ず、受け入れるべきかもしれないとは思っている。
日本という国は本当におかしい。
今、世界は新興国を中心にようやく回復の兆しを見せ、それにうまく乗ることにより、不況脱出の足がかりを始めているというのに、日本だけが完全に乗り遅れてしまっている感は否めない。
それもこれも理由は意味なく民主党バッシングに全精力を傾ける検察・マスコミ・自民党の国賊トライアングルが経済状況を完全無視して、国民を扇動するからである。
鳩山首相は追徴納付、小沢幹事長が不起訴となってもまだ、今度は北海道の小林議員のことをネチネチとやっている。
これが、どんな風に国益に適うというのだろうか。
日本国内でさえ、ようやくこの動きに疑問を感じる人が増えてきつつあるというのに、世界から見れば、確実に呆れ果てられていることだろう。
世界大不況の中、各国は与野党マスコミ一体となって景気回復に向けて対立部分はあるだろうけど、ある程度足並み揃えて、当たっているというのに、日本だけが、自民党を除く与野党以外は国民生活の足を引っ張るために動いているのだから如何に日本の常識は世界の非常識かってことだ。


こんなことでは本当に二番底になってしまう。
私は前にも言ったけど、二番底は来るものではなく作られるものだと思っている。
なぜなら最悪を脱した以上、またすぐに最悪にする様な馬鹿な国以前に、人はいるわけがないからだ。
にも拘らず、日本の国賊トライアングルは自分たちの生活が保障されているとでも錯覚しているのだろうか、国民生活無視の茶番を垂れ流し続けているのだから、日本が外需中心でないと立ち直ることができないというのに、海外に向けて日本の心証をどんどん悪くしているのである。
そんな馬鹿な、と考えた人はインターネットの力を甘く見過ぎている。
インターネットによって全世界に日本の茶番劇が駄々漏れになっていることを知った方がいいし、今、検察とマスコミがやっていることは、民主主義に真っ向から敵対している現実に気付いた方がいい。
海外の情報の中心はテレビ新聞などという枠内限定媒体ではなく、無限に広がるインターネットなんだ。
日本だけが取り残されていることを知らないと、今後、日本は世界のどこよりも早く衰退していくことになる。というか既に始まっているかもしれない。
んで、海外向け心証を悪くする以上、内需拡大策でも提示するのかと思えば、まるっきりそんなところはない。
要するに国賊トライアングルは日本を潰したいのだろう。
ただ、日本が潰れる=自分たちも潰れる、という根本的な式に気付いていないところに馬鹿さ加減がよく分かる。
アメリカCIAが絡んでいる、なんて陰謀論をよく目にするようになったけど、アメリカCIAだってアメリカ国益のために動くわけで、衰退していく日本にいつまでも構うわけがない。
仮に、本当に国賊トライアングルの後ろにアメリカCIAがいるとしても、CIAは国賊トライアングルを利用しているだけで、利用価値が無くなれば、さっさとポイ捨てされることは目に見えている。
つまりは、国民が滅んだ後にすぐ、この国賊トライアングルも滅びるってことだ。まあ、そんときになって後悔しても遅いけどな。
もっとも、CIAがいつまで、この腐りきった国賊トライアングルに気をかけるか分かったものじゃなくて、日本国民の世論如何によっては、国民が滅びる前に、民主党にパイプを作ってしまい、今の検察・マスコミ・自民党をバッサリ見限る可能性はあるけど、その辺りは私はそんなに深くまでは知らないんで、ここまでにしておく。


三月に人事異動で検察もマスコミも入れ替わりがあるだろう。
その時に日本が健全化するかどうかだろうが、はたしてどうなるものだろうか。
読売、産経系列と言ったところは変わらないだろうが、いちおー(割合的には非が大きいけど)是非で報道している中日、朝日系列は変わるかもしれない。毎日もTBSからみのもんたを切り捨てれば変わる可能性は無きにしも非ず。NHKは受信料未払い運動が顕著化しない限り、変わらないかもしれないが、日本人は人が善過ぎるのか、それとも知らないことは知らないままでいたいのか、受信料を無駄に払っていることに気付いてないので、NHKもしばらく変わらないかもしれない。
てことで参院選が大きな鍵を握っている。
ここで現与党が参院も過半数を取れば、本当に日本は変わる可能性はある。
良い方向に進むか悪い方向に進むかはなんとも言えないんだけど、それは7月11日以後に分かることであり、今、判断することはできない。
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